「戦艦大和VR復元計画」トレーラー公開 VRで復元された大和に元乗組員が乗艦、当時を振り返る
神田技研は、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて進行しているプロジェクト「戦艦大和VR復元計画」において、VRトレーラー動画を公開した。あわせて、元大和乗組員である都竹卓郎氏がVR大和に乗艦した様子もYouTubeにて公開した。
都竹卓郎氏は、昭和18年、海軍兵学校(第72期)卒業後、昭和19年に戦艦「大和」に配乗。通信士として同年6月のマリアナ海戦、10月のレイテ海戦に参加した。昭和20年3月に225号海防艦航海長に転出。戦後は日大で物理学の教授を勤めた。(掲載写真は、大和一次士官室士官の集合写真。最前列左から5番目が都竹氏)
都竹氏がVR上で乗艦したのは竣工時の大和で、実際に乗艦していた頃の状態とは兵装に違いはあるものの、まず体験してもらい、感想を伺った。
第一艦橋内部では「(レイテ沖海戦時)あの時はしょうがないから宇垣さん左にきてもらって。右の角に栗田長官。私はその後ろ、左舷側のチャート台の近くにいました」と当時の様子を語る。
また、後部甲板・零式観測機の前では「零観との弾着観測の訓練はよくやっていました。結局実戦ではやる機会はありませんでしたが」 と語り、通信士であった都竹氏は零式観測機との無線通信に携わっており、零式観測機にはとりわけ思い入れがあるそうだ。
今回都竹氏が体験した映像は、CAMPFIREのプロジェクトページからダウンロードできる。推奨動作環境は以下の通り。興味がある人はぜひダウンロードしてみてほしい。
●VR大和トレーラー動画(約4分)
・内容:大和竣工時の外観や第一艦橋の内部
・対応デバイス:Oculus Rift CV1(DK2でも動作可)
・GPU:NVIDIA GTX 970/AMD 290以上
・CPU:i5-4590以上
・RAM:8GB以上
・HDMI 1.3ビデオ端子対応
・USB 3.0ポート x2
・OS:Windows 7 SP1、またはそれ以上
●関連リンク
・戦艦大和バーチャルリアリティ復元計画:「乗れる、そして動く実物大の大和」を建造。(CAMPFIREプロジェクトページ)