複雑な高級腕時計の構造をVRで理解「3D時計シミュレータ」8/10よりセイコーミュージアムで公開
セイコーミュージアムとカディンチェは、8月10日よりセイコーミュージアムにて、VRによる「3D時計シミュレータ」を一般公開する。両社は、3Dインタラクティブディスプレイを用いた時計のVRシミュレータを開発。セイコーの高級腕時計の複雑な3次元構造を楽しく簡単に理解できる。
腕時計メーカー・セイコーは世界でも最高レベルの腕時計を製造・販売している。その中でもグランドセイコーは最も高級なラインナップであり、内部構造であるムーブメントは高精度かつ複雑だ。ムーブメントの構造や動作を説明するために、これまではイラストや動画を活用してきたが、3次元構造が時間とともに動くため、詳細な表現が困難だった。
「3D時計シミュレータ」では、米・zSpaceが開発・販売している3Dインタラクティブディスプレイ「zSpace 200」を使用。体験者はペン型デバイス（スタイラス）を用いて時計の3次元モデルを操作する。セイコーが開発する3つのムーブメント「メカニカル」「クォーツ」「スプリングドライブ」が動作する様子を立体視できる。また、ムーブメントをバーチャルに分解・統合できる。
セイコーミュージアムの見学には事前予約が必要となる。詳細はセイコーミュージアムのウェブサイトを参照。
●関連リンク
・セイコーミュージアム ウェブサイト
・カディンチェ ウェブサイト
