台北「PlayStation 遊戲娯楽嘉年華」開催 ファルコム・jdkBANDのライブも大盛況
SIEJAの台湾現地法人Sony Interactive Entertainment Taiwanは台北の三創生活園區(Syntrend)において、新作ゲーム体験イベント「PlayStation 遊戲娯楽嘉年華」(Gaming Festival in Taipei)を8月5〜7日まで開催している。
三創生活園區(Syntrend)は光画商場に隣接するショッピングビル。フロアはテーマ別に分かれており、台湾メーカーを中心とした直営店も多い。
中国の「CHINAJOY」、香港の「香港動漫電玩節(ACGHK/ANI-COM)」と同時期に行われるSIET独自開催の大型イベントで、CG映画「キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV」の無料公開や日本ファルコムのjdkBANDのライブを含む大規模なイベントになった。
ゲームの試遊は、PS4の期待のタイトル「ファイナルファンタジーXV」、「GRAN TURISMO SPORT」、「RESIDENT EVIL VII」(バイオハザードVII)、「初音ミク PROJECT DIVA X HD」などに加えて、台湾のゲーム会社、大宇資訊で開発されている「軒轅劍外傳:穹之扉」が出展されている。
日米欧亜の期待の新作が勢ぞろい。なお、整理券配布方式となっており、ゆっくりゲームを選ぶことができる。
もちろん、PlayStation VRの試遊も用意。「FARPOINT」4台を含む19台のPS VRをデモしていた。タイトルラインナップはE3で人気を博した「FINAL FANTASY XV VR Experience」、「バットマン:アーカムVR」に加え、日本のタイトルでは「初音ミク VR FUTURE LIVE」が早くも出展。さらに台湾開発タイトルとして「O! My Genesis VR」「Unearthing Mars」が試遊できる。
PS VRは3階にクローズドスペースで展示。またPS VR本体の予約もビルの6階にあるゲームショップを通じて行われる。
初日となる金曜日は日本ファルコムの近藤季洋社長が来訪。中国語版発売を控えた「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」の最新情報や中国語圏のファンから熱望されていた「東京ザナドゥ」の中国語版の発売を発表。さらに台湾ゲームメディアの鋭い質問に答えていた。ちなみに「PS VRの開発に興味はあるか?」という質問には、「イースや軌跡(シリーズ)をそのまま持ってくることは難しいのでダウンロードタイトルでの開発を検討したい」とか。
「ブランディッシュなどの旧作タイトルのリメイクなどは考えているか」「中国語版を日本語版と同時に発売できないのか」「オープンワールドRPGにするにはどのIPにする?」など、「(初代)イース」をリアルタイムでやっていた筆者からみてもかなり鋭い質問が飛び交った。ちなみに「ガガーブトリロジー」のリメイクの企画は何度か出たそうです。
夜は2回目になる日本ファルコム・jdkBANDの台北ライブを開催。7月に開催された東京でのライブのメンバーが来訪し、「イース」シリーズを中心としたセットリストも東京のライブを踏襲。MCのコーナーでは「台湾の美味しいものってなにがあるー?」という質問に台湾のファンはなぜか「臭豆腐!」と答える。台湾のファルコムファン……、嫌いじゃないです(笑)。
土日にはバンダイナムコエンターテイメントやスクウェア・エニックス、コーエーテクモゲームスなどのスタッフが来訪し、さまざまなスタイルのイベントを実施する。もしVR関連の情報が出ればレポートする予定だ。また、筆者が体験したVRタイトルのレポートも予定しているので期待してほしい。
「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」の繁体字中国語版の先行発売を含むさまざまなグッズも用意した物販コーナーもあり。ちなみにタペストリーの女の子はSIE台湾のオリジナルキャラクター「小藍(Ai-chan)」。キャラクターデザインは「物語シリーズ」のVOFAN氏。
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