クラウド展示会「エアメッセ」サービス開始 VRを利用して長期間の展示・随時商談を可能に
セキュアロジックは、インターネットからアクセスできるクラウド展示会を継続開催できるポータルサイト「エアメッセ」のサービスを開始した。リアルな展示会に代わり、VR技術を使用した展示で、24時間365日、時間・場所を選ばず、実際の展示会と同じように映像展示ブースを常設出展できる。
リアルな展示会は年に1回程度、平均しておよそ3日間程度の開催となるため、製品を出展してチラシを配布しても、周知や商談のチャンスに限界があった。利用者の立場から見た場合、必要な時に商品を扱っている展示会が開催されていなければ、必要な商品を探す手段はネット検索などに依存しなければならない。
クラウド展示会「エアメッセ」では、サイト上に展示を絞り込む機能や商品を検索する機能、また商談依頼をする機能を標準で用意。利用者は必要な時に、必要な商品を見つけて、バーチャルな空間で展示品を体験し、その場で商談を依頼することが可能となる。
「エアメッセ」には、リアルな会場に創作した展示ブースをパノラマ撮影することで、パノラマVR形式でアーカイブ出展できる。また、CGで制作したパノラマVR形式の展示ブースに、パネルなどの出展物を組み込むことでバーチャルなブースを創作して出展することも可能だ。「ショーケース」という考え方を導入しているため、映像が中心となるパノラマVRの弱点を補完するだけでなく、さまざまなスタイルでの出展に対応する。
新規出展を希望する場合、CGで制作したパノラマVR形式の展示ブースを選択すると、キャンペーン期間中は初期費用5万円（税抜）から出展できる（展示パネルのデザイン費やシステムセットアップ費、6か月間の会場レンタル料金なども含まれる）。これにより、リアルの展示会に出展する余裕のない企業でも、小さな負担でウェブサイト制作感覚で自社製品の長期展示が可能となる。CGブースはコンパクトタイプから汎用タイプまで4種類が用意されている。
今後は、リアルな展示会終了後に継続出展を希望する企業はもちろん、高い技術の製品やサービスを持ちながら、拠点が地方のために展示会への出展をあきらめていた中小企業などへの支援も充実させていく。日本のものづくりを活性化させるため「いいものが当たり前に売れる世の中に」「小さい企業にもチャンスを提供する」をクラウド展示会「エアメッセ」で実現していくことを目指す。
●関連リンク
・エアメッセ ウェブサイト
・セキュアロジック ウェブサイト
