MSI、バックパック型PC「VR One」を東京ゲームショウで初披露 重量3.6Kg、90分の動作
台湾MSIは12日、VR向けバックパック型PCの量産モデル「MSI VR One」を東京ゲームショウ2016に出展し、世界初公開すると発表した。
PC向けVRゴーグルには、ケーブルの範囲しか動けないという弱点がある。この問題を解決するために、今年頭よりバックパック型PCが検討され、6月に開催した「Computex」にてMSIを始めとする様々なメーカーからコンセプトモデルや試作機が発表された。MSIは、その中で最も軽く、薄いバックパックシステムをうたっている。
具体的には、2基のバッテリーパック込みで3.6Kg(本体のみは2.2kg)で、バッテリー駆動時間は90分間でホットスワップにも対応、動作音は41dBAとなる。ホットスワップにも対応する。なお、CPUはオーバークロックされたCPUもので、グラフィックスにはGeForce GTX 10シリーズを搭載するとのこと。インターフェースはHTC Viveに最適化されており、HDMIが1基、Mini DisplayPortが1基、hunderbolt 3が1基備えている。
外観もロボット物のSFに出てくるアーマーパックようで特徴的だ。
2基のバッテリーは左右独立した白色LEDインジケーターで残量をチェックできる。
また、MSIのゲーミングノートPCにもふくまれている統合ユーティリティーソフト「MSI Dragon Center」をプリインストール。VR デバイスをつなぐだけですべての設定がVR体験に最適化されるという「1クリックVR」、設定条件にあわせて最大のパフォーマンスが発揮できるように設定する「SHIFT」、同一LAN内にあるiOS/Androidの端末からステータスの監視や設定変更が可能な「モバイルセンター」といった機能を備えている。
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