THETAや360camyなど CESで見かけた360度カメラをざっくりまとめ!

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1月6〜9日に、米国ラスベガスで開催していた家電見本市「2015 International CES」。ちょっと間が空いてしまいましたが、Oculus RifrtブースHMD関連に続けて、現地を訪れたライター・中山氏にHMDで楽しむのにもピッタリな360度カメラ系をまとめてもらいました。いろいろ取材して感じたのは、スタートアップ組の発売遅れが気になるというところです……。

 

リコー「THETA m15」

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身近な360度動画の撮影と言えば、リコーの「THETA m15」です。360×360度の「全天球」で動画/静止画が撮影できます。もちろんリコーもブースを出展しており、昨年11月に発売されたばかりのTHETA m15を展示していました。

 
THETA m15の実力を観てもらうのにいちばんということで、ブースではPCのウェブブラウザーで視聴してもらうほか、Oculus Riftなどを使ってデモも行なわれていました。すでに発売済みのコンシューマー向け製品で、これだけ低価格で手軽に360度の動画が撮れるデバイスはほかにはないので、各国のバイヤーなどが興味深くブースをチェックしていました。

 

GIROPTIC「360cam」

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本体に画角185度の魚眼レンズを3基搭載すし、水平360度×垂直300度で撮影できる仏GIROPTIC社の「360cam」。動画では2048×1024ドットで、静止画では4096×2048ドットの解像度に対応しています。Kickstarterで資金を集めて開発している製品で、実は筆者もBacker(出資支援者)のひとりです。

 
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三脚穴や防水機能、Wi-Fi接続でリアルタイムでの動画配信が可能など、興味深い機能が盛りだくさん……なのですが、実はこれ出荷予定が11月だったんです。昨年10月にドイツのケルンで開催されたカメラの展示会「フォトキナ」にも、同社は出展していたので状況を取材しましたが、そのときは「年内には出荷する」といっていました。

 
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実際はいまだ出荷されておらず、今回あらためて取材したところ「最終段階のモデルが工場からあがってきた。もうすぐ出荷できる」とのこと。なんとも出前の応対みたいでモヤモヤしますが、期待してまっていたいところです。

 
こちらのブースでも、スマホやタブレットでの視聴デモのほか、Oculus Riftを使ったデモも行なわれていました。やはり360度動画とHMDの相性は最適ですね。現在も公式サイトから予約受け付け中で価格は499ドル。日本でも代理店が輸入販売する予定になっています。

 

360fly「360 Fly」

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THETA m15や360camのように複数のカメラで撮影した映像を合成するのとは違い、超広角の魚眼レンズひとつで360度の動画を撮るのが「360 Fly」。水平360度×垂直240度の範囲が撮影可能。構造上真下の映像は撮影できませんが、動画を合成する必要がないので、つなぎ目のない滑らかな映像になります。

 
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ブースでは実際にクルマに乗り込んだ状態で、レース用のコースを走るクルマで撮影した映像をOculus Rift観るというデモが行なわれていました。体験した来場者はみなついついハンドルを切ってしまうほどのリアルな映像です。

 
ただ残念なのは、こちらもフォトキナでの展示で「年内発売」とアナウンスしていたこと。この点について質問すると、「デザイン的な変更もあって延期した。でも近いうちに発売できるはず」とのこと。販売価格はこちらも499ドルで、公式サイトにて予約受け付け中です。

 

RemoteReality「RTI」

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コンシューマー製品ではないですが、360度の撮影が可能なカメラモジュール「RTI」を展示していたのが、RemoteRealityです。

 
こちらも360 Flyと同じくひとつのカメラユニット撮影を行ない。鏡の反射をつかって360度に対応します。カメラモジュールのため、ほかの製品に採用してもらうのがメインとなりますが、ドローンなどのリモコンで操作する機器に搭載して、HMDなどでと組み合わせればおもしろいデバイスが誕生しそうです。

 

KOLOR「Kolor Eyes 360° video player」

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カメラではありませんが、本サイトでもおなじみの360度動画視聴アプリ「Kolor Eyes 360° video player」をリリースしているKOLORもCES2015の会場で発見。

 
とくに新しい発表はされていませんが、5個のGoProを使ってリアルタイムで360度の動画を撮影し、PC用のプレーヤーからOculus Riftへ出力するデモのほか、スマホを装着してHMDとして利用できる「HOMiDO」を使ってスマホ用のアプリを説明していました。

 
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そのほか、インテルブースの「CREATIVITY」コーナーでは、「Autopano Video」を使った360度動画のエンコーディングについて解説。スタートアップ系の企業だけでなく、大手メーカーも360度動画コンテンツの取り扱いに注目し始めているといった感じです。

 
●関連サイト
RICOH THETA
360cam
360 Fly
RTI
Kolor Eyes

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