動画で見る「Oculus Avatars」 フィッティングルームで着替える感覚でVR内のアバターを作り込める
Oculus Connect 3の基調講演で発表された新要素で、会場ですぐに試せたのが、アバター制作ツールの「Oculus Avatars」だった。どんな流れでアバターがつくられていくのか、体験中の様子を動画で収めたのでチェックしてほしい。
Avatarsを起動すると、ユーザーはフィッティングルームのような場所の鏡の前に立っており、その鏡に自分のアバターが映し出されている。VRでは主観視点で、ユーザーが自分の姿を直接見られないため、鏡を使ってアバターの状態を把握するという仕組みだ。
デモでは、操作にモーションコントローラーの「Oculus Touch」を使っていた。まずポイントとなるのが手軽さだ。バーチャル空間内に現れるボタンを手で押してジャンルを選び、興味のある要素をつかんで鏡の中の自分に投げたり、身につけるジェスチャーをすることで、次々とカスタマイズしていける。
すべての項目が正面の手の届く範囲にあって、アイコンが並んだメニューを縦や横に手でスクロールすることで興味のありそうなパーツを探していけるので、とても直感的で快適だ。色のついたボールを鏡の中の自分に投げることで、アバターの色を変えることもできる。
アバターのパーツデザインの傾向からすると、かなり万人向けを意識したデザインだった。例えばユニークなパーツでも、モヒカンやちょび髭、ハートの眼鏡といった程度で、「濃い」要素は感じられない。
日本では、「カスタムメイド3D2」や「ハニーセレクト」といったアダルトソフトでキャラカスタマイズが盛り上がっているが、Oculusは自身のプラットフォーム上で展開するさまざまなアプリでこのアバターを使えるのが大きなアドバンテージといえるだろう。Rift向けはTouchのローンチ時に、モバイル向けは2017年の早期にリリース予定なので、ぜひ実装された暁には利用してみよう。
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・Oculus Connect 3
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