ミラーレス一眼でも360度撮影! マイクロフォーサーズ用250度魚眼「Entaniya Fisheye 250 MFT」発表
インタニヤは18日、視野角が250度でマイクロフォーサーズ用の魚眼レンズ「Entaniya Fisheye 250 MFT」シリーズを3製品発表した。価格は38万8000円で、今年末ごろに発売予定だ。
同社は今までGoProやxiaomi Yiなどのアクションカメラを改造して取り付けられるM12/P0.5マウントの魚眼レンズを手がけ、視野角が220度/250度/280度と異なる3種類を提供していた。これらのレンズを備えたカメラを複数台組み合わせることで、360×180度の写真や映像が撮影可能になる。また1台だけでも360度のうち、例えば天面から280度分を撮影して地面は黒円ロゴで隠すといった撮影も可能だ。
今回、マイクロフォーサーズ向けのレンズが登場したことで、「DMC-GH4」といったミラーレス一眼や、「Black Magick Micro Studio Camera 4K」のようなプロ向けコンパクトビデオカメラといった、アクションカメラよりも高性能な動画撮影機能を使えるようになったのが大きい。
MFT 2.3、MFT 3.0、MFT 3.6という3種類のラインアップでは、イメージサークルのサイズが異なる。製品ページによれば、Black Magick Micro Studio Camera 4Kでの装着を例に、MFT 2.3はカメラを2台を背合わせにしての360度、MFT 3.0では正面など特定方向を250度で撮る「ワンショットVR」、MFT 3.6は4台を縦位置で並べることで6Kの360度──といった撮影をそれぞれ実現してくれる。
三脚座をつけたところ。
MFT 3.6をOLYMPUS PEN-Fに取り付けて撮影した作例。
*お詫びと訂正:当初、マイクロフォーサーズを「一眼レフ」と表記しておりましたが、正しくは「ミラーレス一眼」でした。訂正してお詫び申し上げます(10月21日13時50分)