「INVASION!」のバオバブスタジオ、2500万ドルを資金調達 元ドリームワークスのLarry氏をCTOに

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VRアニメーションスタジオのバオバブスタジオは18日、シリーズBラウンドとして2500万ドルの資金調達を達成したと発表した。今回の資金調達を加えて、現在までに3100万ドルの資金調達を達成したことになる。

 
同社はカリフォルニア州レッドウッドシティにの企業で、ジンガでバイスプレジデントを勤めたMaureen Fan氏がCEO(最高経営責任者)、ドリームワークスアニメーションで「マダガスカル」シリーズのディレクターなどをつとめてきたEric Darnell氏がCCO(最高コンテンツ責任者)をそれぞれ務める。

 
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製品としては、VRインタラクティブショートムービーの「INVASION!」の第1話をリリースしている。Oculus Rift、HTC Vive、PlayStation VR、Gear VR、Within、Huluといったプラットフォームでの視聴が可能だ。「INVASION!」の第2話となる「ASTEROIDS」の一部を最近リリースしており、フルエピソードを2017年にリリースすると発表している。

 
今回の資金調達は、Horizons Venturesが主導。すでに投資していたコムキャストベンチャーズ、HTC、サムスンらに、20世紀FOX、上海メディアグループ、ヨウクグローバルメディアファンド、LDVパートナーズが加わった形だ。明確なビジョンを持ったパイオニアだということ、VRエンタメの領域で強いユーザーエンゲージメントを持つこと、トップクラスのマネジメントとVRアニメーションスタッフを雇用していること、複数の賞を受賞していることなどが評価されて、投資に至っている。

 
今回の投資によって、バオバブは新たにCTO(最高技術責任者)としてLarry Cutler氏を迎えた。同氏は、ピクサー・アニメーション・スタジオ時代に「トイストーリー2」と「モンスターインク」でテクニカルディレクターを務めた後、ドリームワークス・アニメーションスタジオでキャラクターテクノロジーのグローバルチーフであった人物だ。アカデミー賞の技術貢献賞の審査員でもあり、CGとインタラクティブ技術の国際会議であるSIGGRAPHの併設イベントのDigiPro(Digital Production Symposium)というカンファレンスの共同設立者でもある。

 
(TEXT by Somelu

 
 
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