マイクロソフト、Hololensの技術を活用したVR HMDをPCメーカー5社から発売することを発表
マイクロソフトは現地時間26日にWindows 10の次期アップデートとなる「The Creator Update」のイベントを行い、その中でWindows 10対応のVR HMDをPCメーカー5社から発売することを発表した。
2017年提供予定の「The Creator Update」では「すべての人に3Dを」というキャッチコピーを掲げ、3Dエディタやアプリ「ペイント」の3D拡張などを核に置いている。
その中で、DELL、HP、レノボ、エイサー、エイスース(順不同)の5社からWindows 10対応のVR HMDを発売することを発表した。Hololensの技術となる「Windows Holographic」を使用しARにも対応すること、またセンサーを筐体内に内蔵し、マーカーフリーのセッティングが可能ともうたっている。また、値段が299ドルからであることなども魅力的だ。
ただし、Hololensそのものが299ドルで買えるわけではなく(そもそもHololens自体にPCアーキテクチャが内包されているためコストダウンは厳しい)、あくまでも Windows Holographic準拠のVR HMDが廉価で手に入る、と考えればいいだろう。Windows10向けVR HMDは対応タイトルやOculus Rift/HTC VIVEとどう共存していくか、などが課題となる。今後の発表に期待したい。
(TEXT by Shogo Iwai)
●関連リンク
・Windows 10 The Creator Update(英語)
・マイクロソフト