電通、グループ横断組織「Dentsu VR Plus」設立 VRビジネスを本格化、VRコンソーシアムと連携も
電通は、VR領域をビジネス化していくため、グループ横断組織「Dentsu VR Plus」(電通VRプラス)を設立した。これまでもグループ各社がそれぞれにVR領域に取り組んできたが、昨今の社会状況を受け、VRに関する専門的なソリューションの提供とビジネス開発を本格化させていく。
同社はVRを新たなコミュニケーション革命と捉え、「Dentsu VR Plus」ではVR単体に限らず、そこから派生するビジネス全体を包括してサポートする。人々の生活やあらゆる業態に「VR」というイノベーションを「Plus」していくことで、BtoB(法人顧客ビジネス)領域、BtoC(個人顧客ビジネス)領域、メディア領域の活性化を目指す。
「Dentsu VR Plus」は、すでに応用が進むゲーム、エンターテインメント、不動産、旅行、医療、スポーツ、教育分野のみならず、VR領域の技術革新があらゆる業界にイノベーションをもたらすものと捉え、以下の3つのサービスを提供していく。
●VRを活用した広告ソリューションの提供
これまで同社が培ってきた多様なVR関連プロジェクトにおける知見・ノウハウをもとに、VR動画やVRツールの企画制作をはじめ、VRを活用したキャンペーンやイベントの提案・実施を推進する。
●VRを活用した事業開発
VRを活用したビジネス開発に関心がある企業向けに、先進的で効果的なVR活用に関するコンサルティングと事業開発支援を行う。
●新しいVR関連市場の創造と発展への貢献
VRコンソーシアムとの連携により、健全な市場の創造と発展に貢献する。専門家や有識者とのネットワークを活用したVR関連情報の発信も行う。
電通グループは「Dentsu VR Plus」の設置を起点に、人々の生活に更なるイノベーションをもたらすVR関連ビジネスの活性化とVR業界全体の発展に貢献したいとしている。
●関連リンク
・電通 ウェブサイト
・VRコンソーシアム ウェブサイト