HTC、モバイルVRプラットフォーム「Viveport M」を中国向けに公開
8日、HTCはモバイルVRプラットフォームの「Viveport M」と「Vivepaper」を中国向けに公開した。
ViveportはHTC Vive専用のVRプラットフォームで、Steamのゲームや360度動画、その他の様々なVRコンテンツを配信している。Viveport MはそのAndroid版で、10月17日には中国の開発者向けに先行配布されていた。現在もダウンロード可能なのは中国のみで、それ以外の国での配信時期などはまだ不明だ。
HTCはAlibabaグループと協力し、ショッピングサイトのTaobaoと動画配信サービスのYoukuがVRショッピングの「Taobao Buy+」や360度動画の「YoukuVR」などのVRサービスを提供するほか、中国の出版社と契約してVR空間内での読書を可能にする「VIVEPAPER」などのVRサービスをVIVEPORT M向けに提供するという(ViveportはHTC ViveとiOSにも対応している)。
ちなみに、中国では11月11日は「独身の日」と呼ばれ、一年間のうちでもっともオンラインショッピングが盛んになる日として近年注目されている。HTCがこの時期にVIVEPORT Mを公開したのもそれが狙いではないかと推測される。
(TEXT BY ぱソんこ)