Oculus Touchのハンドジェスチャーは、新たなVR体験を生み出すか? Game Dayレポート

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2016年11月17日、Oculus社の日本オフィスにてプレス向けのVR体験イベント「Game Day」が開催された。Oculus Rift向けのコントローラー「Oculus Touch」(関連記事)を体験できるというもので、Oculus Touch向けのタイトルのうち、日本の開発会社がリリースした6タイトルの担当者が登場して、各タイトルの魅力を解説した。

 
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よむネコの「エニグマスフィア」(ENIGMSA SPHERE)は、「球体」(スフィア)を見つけてハンマーで破壊する2人同時プレーが可能なVR脱出ゲーム。VR空間での協力プレーという点を重視しており、コミュニケーションという点で新たな体験を生み出しそうだ。

 
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トリコルの「PLANNES」は、無重力空間で行うテニスのようなスポーツゲーム。さまざまなアビリティを有するラケットを手に入れて強化していく。VR初心者も楽しめる、シンプルなゲームになりそうだ。

 
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オーパスの「Pro Fishing Challenge」はXboxの人気釣りゲームをVR向けコンテンツに移植したもの。VR空間の「手」で、リールと竿に触れることができるリアリティーは、没入感を生み出しているとのことだ。

 
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コロプラからは「Dig 4 Destruction」と「Fly to KUMA MAKER」の2タイトルが紹介された「Dig 4 Destruction」は、発掘した武器で撃ちまくる、FPSタイプのVRゲーム。こちらは対戦や協力といった、ソーシャルでの楽しさが魅力とのことだ。また、「Fly to KUMA MAKER」は、ブロッグをつかんだり動かしたりしながら、可愛いクマをゴールまで導くパズルゲーム。自作ステージを作って配信することもできる。

 
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キュー・ゲームスの「Dead Hungry」は、ゾンビにハンバーガーを作って食べさせていくアクションゲーム。手際よくハンバーガーを作り、ゾンビを満腹にして人間に戻していく。周りにあるものをつかんで投げられたりと、VR空間を自由に遊べる工夫が盛り込まれている。

 
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今回、この中から、Oculus Touchを使って実際にデモを体験できたのは、「Fly to puma maker」「Dead hungry」の2タイトル。ここに「Robo Recall」「Meium」を加えた4タイトルを体験することができた。

 
Oculus Touchの操作感だが、手を握る、開く、つかむなどの動きに合わせて画面内の手のビジュアルが変化するのでわかりやすい。コントローラーとしての使い勝手のよさは、HTC viveやPlayStation VRを凌ぐものだといえるだろう。ものをつかんで手をひねると、その通りにつかんでいるものも動いて角度を変えられる、といった操作は、とても繊細で、実際につかんで動かしているような感覚を持った。

 
ただし、手を前に出してという動きが主流になるため、どうしても前方を向いてのプレーがほとんどになってしまう。平面のゲームの中に手がある、という状態と変わらないのでは? と思うこともあり、360度見渡せるVRだからこそ、の利点はあまり生かせきれていないように感じた。

 
Oculus Touchの販売は、2016年12月6日となっている。特に一般のユーザーにどのように評価されていくのか、新たに増えていくであろうタイトルも含め、楽しみに待ちたいと思う。

 
 
(Text by 荒井敏郎)

 
 
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