カジュアルな参加でOK!女性限定のVR勉強会とは?
先日、Mozilla Japanオフィスで、Unityを使ったハンズオン形式のVR勉強会が開催された。その様子をお伝えしよう。
プログラム未経験の女性も歓迎!
VRの勉強会は数多くあるが、今回の勉強会は女性限定であることが特徴だ。Unityを使ったことがある人や、プログラムを書いている人はわずかで、初めてUnityやVRに触れる人が多かった。
ハコスコで気軽にVRコンテンツ開発を体験
講師はユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社の池和田 有輔氏と、VR Imaginatorsの金 春根氏だ。前半は、池和田氏により、Unityとは何か、どんなことができるのかを、実際に動かしながら解説。
後半は、金氏により、ユニティちゃんをハコスコで動かすためのハンズオンセミナー。
タイトル通り3時間で作るため、講師によって事前にUnityプロジェクトの一式が準備されていた他、各テーブルにチューターがついており、参加者がつまづいてもフォローできる体制になっていた。(今回のチューターは男性です)
女性が気軽に参加できる場を作りたい
左はWomen Who Code Tokyo代表の 佐藤 紘美氏、右はGeek Girls Carrots Japan代表の 金 葵娟氏だ。
本イベントは、Women Who Code Tokyo(WWCodeTokyo)と、Geek Girls Carrots Japan(GGC Japan)による共催で実現している。
どちらも女性技術者が活躍できる場の提供、支援を行う団体で、WWCはアメリカのサンフランシスコ発祥、GGCはポーランドのワルシャワ発祥で、VR以外の技術分野も対象とした世界的に活動する団体だ。活動理念に共通点が多いことから、日本では協力体制を進めている。
お二人によると、男女問わずのイベントにすると結局はほぼ男性が集まることになり、これから学びたい女性が参加しづらくなるためである。女性限定とすることでカジュアルな参加の場を提供し、最終的により多くの女性が活躍できることを狙っている。
発展する可能性を感じさせた第一回
筆者も勉強会やハッカソンに参加経験があるが、参加者のほとんどは男性だった。このような機会によって女性技術者が増えれば、VRを含む様々な技術分野の人口が増えるため、とても良い試みだと思う。
また、自身の経験でも初めて勉強会に参加するときはかなり不安だったため、カジュアルな参加を宣言しているコミュニティの存在はとても大切と感じた。
ちなみに、共催によるVR勉強会は今回が初だが、今後も続けていくとのことだ。イベントの参加は女性限定となるが、興味のある方はそれぞれのコミュニティサイトにアクセスしてみよう。
(Text by @WheetTweet)
●関連リンク
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