もう実物に触れる! Galaxy ShopでGear VRを体験してきた
5月上旬からの国内リリースが明らかになったGalaxy S6/S6 edge用のVRHMDホルダー「Gear VR Innovator Edition for Galaxy S6」。サムスン電子とOculus VRが協業でつくっている製品で、モバイルながらOculus Riftに匹敵する「実在感」(映像の中に存在する感覚)を実現しているのが特長だ。
……と、言葉をいくら重ねてもVRHMDのスゴさはなかなか伝わりにくいので、実物を体験してみるのが一番わかりやすい。Gear VRは、発表したその日に全国17店舗のGalaxy Shopでデモ展示がスタートした。どんな感じで展示しているのか、ビックカメラ新宿西口店を訪れてみたところ、ありました!
新宿西口ハルクの3階、エスカレーターを上がって直進したスマホコーナー奥にGalaxy Shopが設けられていた。ちなみに写真は店員さんに許可をとって撮影しています。
同店では2台のGear VRを用意。ゲームコントローラーは、海外で売っているサムスン純正のものは国内では取り扱わず、別のものが用意されていた。
今までGalaxy Note 4/Gear VRともに海外輸入が必要で、入手とセットアップに手間がかかっていたGear VRがいきなり店頭で手軽に体験できるようになったのだから、日本のVR業界にとっては激震が走る出来事だろう。
体験時には、まず体調不良時にかぶらないなどの諸注意が書かれた誓約書にサインする必要がある。さらに店員さんが操作できる段階まで準備をしてくれたうえでGear VRをわたしてくれて、装着するとヘッドホンをつけてくれる。ピントが合いにくいという人は、天部中央にあるダイヤルを左右に回して調節しよう。近視でメガネを使っている人なら、意外となしでも見えてしまう。
アプリは以前の記事でリストアップしたものはまだすべて出揃っておらず、現状ではシルクドソレイユの実写360映像やシューティングゲームなど、標準で入っているデモコンンテンツが体験できるようだ。
筆者のオススメは、Galaxyの背面カメラを通じてGear VR越しにリアルタイムで周囲が見られる「パススルー表示」だ。メニューなどが並ぶ「Oculus Home」の画面で、右側面タッチパッドの上にある「戻る」ボタンを長押しし、さらに左から2番目の目のアイコンを選ぶとモードが切り替わる。
実際に体験する際には、ぜひ頭を左右に振ってみてほしい。ほかのモバイル向けHMDに比べて、映像がきっちり追従してくれて「ヌルヌル感」を味わえるはずだ。店舗によってはまだ展示が始まっていない可能性もあるので、事前に電話などで確認した上で、23日の予約開始までにその実力を体感しておこう。
新宿のハルクのビックカメラにきた。普通にGear VRが置いてあると不思議な感覚。今まであんなに欲しくても触れなかったのに! pic.twitter.com/E8DhfHf3wL
— Minoru Hirota (@kawauso3) April 8, 2015
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