メディア向け展示「CES Unveiled」開催 LenovoのVRゴーグルや無線化キットに注目!
世界最大級の家電見本市「CES 2017」が、今年も米国時間の5月5〜8日、米国ネバダ州ラスベガスにて開催される。それに先立ち、3日にオフィシャルメディア向けイベント「CES Unveiled Las Vegas」が行われたので、VR系の主な製品をピックアップしてダイジェストでお届けしよう。
CES 2017 Innovation Awardsのショーケースも。
レノボ製VRゴーグル
米国時間の1月3日に米主要メディアが報じて明らかになった、レノボのPC向けVRゴーグル。CES Unveiledのレノボブースでも、デモはなかったものの実機が早速展示されていた。価格は300〜400ドルほどの予定。内蔵ディスプレーとしては、1440×1440ドットの有機ELパネルを搭載。
こんな感じで付け根からゴーグルを持ち上げて、ヘッドバンドをつけたままリアル世界を見ることも可能だ。なんとなくロボットアニメっぽい?
Windows Holographicに対応。前面に2つのカメラを搭載し、外部のセンサーなしの「インサイドアウト方式」で位置トラッキングできるのが大きな特徴だ(詳細はこちらのまとめ記事を参照)。
装着方法はPlayStation VRに近い、おでこと後頭部にリングを通して、後頭部のダイヤルで締めるという方式だ。実際に装着してみたが、350gという重量はOculus RiftやHTC VIVEに比べてかなり軽く感じた。
Immersive Robotics「Wireless VR+」
Immersive Roboticsは、PC VRゴーグル向けの無線データ転送システム「Wireless VR+」を出展。価格としては1500米ドル程度を予定しているとのこと。
VIVEを装着しながらバク宙するムキムキお姉さんのPVで(筆者の中で)話題なのだが、残念ながらこちらもデモはなし。本編でのブースに期待だ。
uSens「Fingo」
インサイドアウト方式のVRゴーグル「Impression Pi」開発で知られるuSensが、モバイルVR向けのハンド&ポジショントラッキングセンサー「Fingo」を出展していた。
Leap Motionのように手を出現させて操作することが可能だ。デベロッパーキットを99ドルで販売する。
どうでもいいですが、PVに初音ミクがちらっと出ていたのが印象的でした。
Xenoma「e-skin」
日本のスタートアップ、Xenomaが開発するスマートシャツの「e-skin」は、ゲーミングコントローラーとしての用途も考えられる。今年2月1日にデベロッパーキットをリリース予定。昨年のCESと比較すると、e-skin Hubと呼ばれるセンサーがリニューアルされて胸につけるようになり、さらにSDKも用意した。
HYPERSUIT「HYPERSUIT」
会場でひときわビデオメディアを集めていたのが、HYPERSUITのライドシミュレーター「HYPERSUIT」。うつ伏せで乗って手を動かすことで、鳥や魚のようになってゲームを楽しめるという代物だ。日本で盛り上がっているVRアーケードとの相性も良さそうなので、ぜひハシラスさんあたりにコンテンツを開発して欲しいところ!?
(TEXT by Minoru Hirota)
*CES 2017のまとめ記事はこちら
*PANORAでは、1月24日(火)の19時より、トークイベント「Tokyo VR Meetup #13 CES報告会」を開催いたします。現地に参加したメンバーでその熱気を語り尽くしますので、ぜひご参加下さい。申し込みページはこちら!
●関連リンク
・CES Unveiled Las Vegas
・CES 2017