VRデモにも便利? Razer、部屋全体にゲーム映像を投影する「Project Ariana」の開発を発表
Razerは米国時間5日、Philips Lightingと協業し、ゲーム映像を部屋に投影する用途のプロジェクター「Project Ariana」を開発していることを明らかにした。PCディスプレーと合わせて利用することで、ゲームへの没入感をより高めてくれるという。同日より米国ラスベガスにて開催される「CES 2017」の同社ブース(South Hall 3 booth: 30320)にてコンセプトモデルを展示する(レポート記事はこちら)。
Razerは、プレイするゲームに合わせてキーボードなどの発光パターンを変えられる「Razer Chroma」というプラットフォームを展開しており、すでに500万台の製品に組み込まれているとのこと。例えば「Overwatch」や「Call of Duty: Black Ops 3」、「Shadow Warrior 2」といったタイトルがこのRazer Chromaに対応して、ゲームの世界観の一端を再現できる。
今回のProject ArianaもRazer Chromaのコンセプトに沿っており、「HUE」を製造するPhilips LightingのRGBライト技術を応用して部屋に映像を投影しているとのこと。
投影前。
投影後。ちょうどPCディスプレーから外れた部分が、部屋へのプロジェクションマッピングで補完されているイメージだ。
こんな感じで部屋をスキャンして。
形に合わせて投影している。
Razerの共同設立者兼CEO、Min-Liang Tan氏は、「Project Arianaは、ゲーマーとゲームのギャップを埋める『プレVRワールド』でRazer Chromaプラットフォームのパワーとポテンシャルを示すコンセプトデザインです」と語っている。
*CES 2017のまとめ記事はこちら
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