投資会社Digi-CapitalがVR/AR市場予測 市場規模は2021年に1080億ドルへ到達
12日、VR/ARやビデオゲーム、モバイルを中心に投資を行う投資銀行である英Digi-CapitalはVR/AR市場の収益予測を発表した。プレスリリースでは「モバイルARが2021年までにVR/ARの市場規模を1080億ドル(約12.4兆円)にまで引き上げる」としている。
Digi-Capitalによれば、VRとARの革新性は2年前と比較するとより認知されるようになったものの、まだ市場を大きく変えた訳ではないとのこと。2016年のVR/ARの市場はVRが38億ドル、ARが6億ドルの合計44億ドル(約5040億円)と予測していたが、実際の市場規模はVRは27億ドル、ARはポケモンGOにより12億ドルの合計39億ドル(4466億円)だった。
現在はVR/ARの市場が実際に立ち上がったことによって以前と見解が変わりつつあり、Digi-CapitalはモバイルARが2021年までにVR/ARの市場を1080億ドル(VRが250億ドル、ARが930億ドル)にまでけん引する可能性があると予測している。具体的には、AppleとSamsungが2017年から2019年のうちにAR対応携帯電話を発売し、モバイルARを既存のスマートフォンの交換サイクルとして利用することで2021年までにモバイルARを利用するユーザーは一億人を超え、AppleとSamsungの他にもGoogle、FacebookやMicrosoftなどの企業がAR/VR市場を育成するというものだ。
Digi-CapitalによるVR/AR市場の予測の詳細なリリースはDigi-Capital公式サイトから購入可能で、本文から記事に使える文章や図を引用することができる。
(TEXT by ぱソんこ)
●関連リンク
・Digi-Capital Augmented/Virtual Reality Report 2017