アスク、VRの実在感をさらに高めるモーションシート「SIMVR」を約140万円〜で発売
アスクは27日、しのびや.comが開発したVRゴーグル向けモーションシート「SIMVR」(シンバ)の取り扱いを開始した。価格は本体/SDK/本体設置サポートが含まれる「開発キット」が約140万円、SDKなしでSIMVR用コンテンツが1本標準で付属する「簡易アーケード」が約160万円、簡易アーケードの内容に加えて足元の部分に収まるVR対応PCをセットにした「フルアーケード」が約210万円。
サムスン電子のGear VRなど、VRコンテンツではバーチャル空間での体験を向上させるためにモーションシートを利用する例も多い。SIMVRもそうした背景を受けてしのびや.comが開発した製品で、ネットカフェやアミューズメント施設などでの導入が増えていた。
機能としては、ピッチ・ヨー・ロルの3軸回転に加えて、ヒーブの上下揺れも実現。さらに重低音の振動ユニットとイスに内蔵したスピーカーで、乗り物に乗っている感覚などを再現してくれる。100Vの家庭用電源で駆動するというのも特徴だ。
3つのバージョンだが、「開発キット」は自分たちでコンテンツを制作できる開発企業向け。「簡易アーケード」と「フルアーケード」は、コンテンツを別途用意したり標準コンテンツだけで運営する店舗向けという切り分けだ。なお、付属するソフトはSIMVRの公式サイトにある「ROBOT」「FIGHTER」「RACING CAR」の3本から選べるとのこと。
なお、しのびや.comのオンラインストアではレンタルサービスも用意しているが、アスクでは提供しないとのこと。
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