ワン・トゥー・テン、車椅子レースの迫力をVRで体験「CYBER WHEEL」発表 パラスポーツ普及に貢献
ワン・トゥー・テン・ホールディングスは、パラスポーツで知られる「車椅子マラソン」や「車椅子レース」を楽しく体験できる車椅子型VRレーサー「CYBER WHEEL」を開発したと発表した。「車椅子レース」ならではの迫力をVRで気軽に楽しめる。
パラスポーツは、エキサイティングかつ非常に激しいスポーツだ。しかし、体験会を実施機会が少ない上にインストラクターも足りていないため、一般の人が体験する場がほとんどなく、興味を持ちづらい状況にある。「CYBER WHEEL」は、パラスポーツ普及への課題をクリアするため、エンターテイメントというかたちで伝え、体験会などを日本中で容易に実施したいという思いから開発された。
車体は、車椅子メーカーのミキの協力のもと、ロードレース用車椅子「SPEED KING」を参考に設計。未来のロードレース用車椅子としてデザインされた。車体に乗り込み、VRゴーグルを装着し、前傾姿勢で車輪についたハンドリム(専用コントローラー)を手で回すことでVR空間を走ることができる。
実際の車椅子マラソンにおいて最高速度は60km/hを越える。平均でも35km/hというパラ選手のトップクラスの速さをVRで気軽に追体験できる。「CYBER WHEEL」では、バーチャルな世界感の5つのステージを駆け抜けるタイムトライアル制のゲームが楽しめる。
●CYBER WHEEL 仕様
・サイズ:全長 2150mm 幅820mm 高さ630mm
・重量:45kg
・乗車定員:1名
・ボディカラー:マットダークグレー、グロスダークグレー、ウレタン樹脂塗装仕上げ
・シート:グラスファイバー製
・タイヤ&ホイール:グラスファイバー製、前輪 16インチ 後輪 26インチ
※12歳以下の場合、VRゴーグルではなくモニターを見ながらのトライアルとなる。
●関連リンク
・ワン・トゥー・テン・ホールディングス ウェブサイト