シリコンスタジオ、GDC2017出展 次世代ゲームエンジン「Xenko」や「Mizuchi」などを紹介

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シリコンスタジオは、2月27日から3月3日に米国サンフランシスコにて開催される「Games Developers Conference 2017(GDC2017)」に出展すると発表した。C#ベースのオープンソース次世代ゲームエンジン「Xenko」のほか、リアルタイムレンダリングエンジン「Mizuchi」のVRデモ最新版などが紹介される。

 
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●C#オープンソース ゲームエンジン「Xenko」
「Xenko」は、C#で開発できるオープンソースの次世代型クロスプラットフォームゲームエンジンだ。PBRや独自技術を軸にリアルな映像美を表現でき、開発に重要なエディターも直感的に操作できるよう工夫されている。また、Oculus RiftやHTC VIVEなどを使ったVRコンテンツの開発にも対応している。

 
GDC2017では、Oculus RiftおよびOculus Touchを使用したデモや、新しく実装されたハイエンドレンダリング技術(RLR、ライトプローブ、スキンレンダリングなど)、シーンストリーミングシステムなどを展示・紹介予定。また、今回はIGDA(国際ゲーム開発者協会)にスポンサー協力し、IGDAブース内にデモエリアを設けている。

 
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●リアルタイムレンダリングエンジン「Mizuchi」
「Mizuchi」は、物理ベースレンダリングをサポートするレンダリングエンジンだ。特に、光の反射を正確に扱うことで可能となる圧倒的な質感表現に強みを持ち、リアルタイムグラフィックスでありながら、金属、木材、ガラスなど多様な材質を実物さながらの質感で表現できる。柔軟な設計で、ゲーム開発はもちろん、映像、製造、自動車、不動産分野などのコンテンツ制作にも利用できる。高度な光学的表現を可能にするポストエフェクトミドルウェア「YEBIS 3」も組み込まれている。

 
GDC2017では、新しく実装された描画機能として「クリアコート」「金属フレーク」のほか、AlembicファイルのサポートやHDRサポートについて展示・紹介が行われる。

 
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●ポストエフェクトミドルウェア「YEBIS」
「YEBIS」は、3D/2Dのグラフィックスに対し「グレア」「被写界深度」「モーションブラー」「レンズエフェクト(光学シミュレーション)」「フィルム/感光効果」「カラーコレクション」「アンチエイリアス」などを掛けられるポストエフェクトミドルウェアだ。最新版「YEBIS 3」では、「絞り開閉」「レンズの収差」「補正シミュレーション」によって、これまでに無い写真のような“ボケ味”の再現を可能としている。羽根の枚数と円形絞りの組み合わせ、レンズ構成によってフォーカス前後で異なるカラーフリンジなど、さまざまな特徴をもつリアルな“ボケ味”を表現する。

 
GDC2017では、「YEBIS」の採用事例としてPearlAbyssのMMORPG「黒い砂漠」のYEBIS実装映像や、スクウェア・エニックスの「フィギュアヘッズ」のプレイデモ、HDRサポート機能や白組社のYEBIS for Unityを使った新年ビデオクリップなどを展示・紹介する。

 
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●GDC2017(Games Developers Conference 2017)
・開催日:2月27日~3月3日(展示は3月1日~3日)
・会場:Moscone Convention Center(米国・サンフランシスコ)
・シリコンスタジオ ブース番号:South Hall #624

 
●関連リンク
Xenko 紹介ページ(英語)
Mizuchi 紹介ページ
YEBIS 紹介ページ
GDC2017 公式サイト

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