CRI、GDC2017出展 「CRIWARE」のオープンプラットフォーム化をテーマに開発中デモを公開
CRI・ミドルウェアは、2月27日から3月3日に米国サンフランシスコにて開催される「Games Developers Conference 2017(GDC2017)」に、ゲーム開発用ミドルウェア「CRIWARE」出展すると発表した。グローバルタイトル開発のニーズに対応するオープンプラットフォーム化をテーマに、開発中の製品などを紹介する。
●オープンプラットフォーム化でグローバルタイトル開発のニーズに対応
サウンドミドルウェア「CRI ADX2」と、ほかのオーディオ技術ベンダーのツールやプラグインの連携を可能にするオープンプラットフォーム化のデモを先行披露を予定。「CRI ADX2」は、サウンドデザイン・再生・デバッグといった、ゲームサウンド開発の全工程をカバーする統合型オーディオソリューションだが、オープンプラットフォーム化によってさらに以下の要素が強化される。
・オーディオ技術ベンダーとの連携
グローバルタイトル開発の多様なニーズをかなえるオーディオ技術を「CRI ADX2」上で提供できる環境を実現する。
・既存のワークフローへの導入のしやすさ
ゲーム開発者は、既存の開発環境を変えずに、「CRI ADX2」のメリット(音声圧縮コーデック、サウンドデザイン、マルチプラットフォーム開発など)を享受することが可能。
GDC2017では、カスタムプラグインおよびCRIのパートナーであるTsugiの2つのツールに加え、「コール オブ デューティ」などの世界的大型タイトルに採用実績のあるゲームローカライズツール「ALTO」とプロシージャルオーディオミドルウェアとして期待される「GameSynth」を例に、ほかのソリューションとの連携を紹介。3月末にリリース予定の「CRI ADX2」ツールのMac OS X版と、従来のWindows版の両方でデモが行われる。
そのほかにも、VR空間で複数ムービーを融合し、撮影だけでは実現できないVR演出を可能にする、ムービー再生ミドルウェア「CRI Sofdec2 for VR」などの紹介も実施予定。
●GDC2017(Games Developers Conference 2017)
・開催日:2月27日~3月3日(展示は3月1日~3日)
・会場:Moscone Convention Center(米国・サンフランシスコ)
・CRI ブース番号:South Hall #316
●関連リンク
・CRI・ミドルウェア ウェブサイト