Valve、HTC ViveにSMIの視線追跡を導入 発売時期や値段などの発表はなし
1日、米Valveは独SMIの開発した視線追跡の技術に対応したHTC Viveの新型を開発していることを発表した。
Valveは2年以上にわたって視線追跡の技術を持つSMIと協力しており、現在はSteam VRのSDKであるOpenVRに視線追跡を対応させることに取り組んでいるという。
ValveはHMDに視線追跡を取り入れることによって、視線の周りだけを高解像度にすることでコンピュータの負荷を下げる「Foveated Rendering」(中心窩レンダリング)を導入したり、視線を補うインタラクションやアバター間のアイコンタクトを実現できるとしている。すでにRec RoomやPlutoVRなどのOpenVRで開発された一部のVRコンテンツはすでに視線追跡に対応しており、ソーシャル系VRでの効果が期待される。
ValveはGDC2017にて一部の業界人や招待したメディアに向けて視線追跡が導入された新型のHTC Viveの体験会を行なっているが、発売時期や価格などの発表はしておらず、詳細は不明だ。
(TEXT by ぱソんこ)
●関連リンク
・GDC 2017: Valve Demos SMI Eye Tracking on its Proven VR Platform(PRNewswire)