超リアル野球体験「VR Dream Match Baseball」サービス版提供開始 衝撃搭載ミット＆バットも
AOI Pro.は、昨年9月に発表した「VR Dream Match Baseball」をオリジナルバージョンとして改良し、サービス版の提供を開始した。国内外の展示体験会で600人を超える体験者から得た声をもとにプログラムとデバイスをアップグレードしている。
「VR Dream Match Baseball」は、野球選手の投球を再現することでリアルな野球体験を可能にするVRコンテンツだ。「グラフィックの精度」「投手のリアルなモーション」「物理演算を組み入れた投球軌道と回転」を重視し、グループ会社であるデジタル・ガーデンがプログラムを再構築した。
球種は15種類に増え、「スプリットフィンガードファストボール」や「ホップ（浮き上がるように見えるボール）」のほか、物理演算で生み出す「200キロのストレート」なども体験できる。投球軌道は、スポーツでのデータ取得・分析サービスなどを提供するデータスタジアムの監修を受けている。
体験をさらに効果的にするため、ミットとバットの感触フィードバックを「バイブレーション」から「衝撃」に更新し、「衝撃搭載ミット＆バット」も開発。開発には、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 Embodied Media Projectのハプティクス研究成果が活用され、同研究科の南澤孝太准教授の協力を得ている。「衝撃搭載ミット＆バット」については、今後展示体験会モデルで使用していく予定だ。
また、サービス版では大きく4つのモデルに分化し、顧客のニーズに合わせたカスタマイズを加えて提供・リース・販売していく。さらに、コンテンツのネーミングライツ販売や、VR空間内の広告（スタジアムの看板、バックスクリーン動画など）での協賛メニューも整備していく予定としている。
●モデルケース
・選手強化への協力モデル
・展示体験会モデル
・イベントやアミューズメント施設などへのリースモデル
・オンラインゲームプラットフォームやネットカフェでの配信モデル
●関連リンク
・AOI Pro. ウェブサイト
