イラストをアニメ化する「Live2D Cubism 3」が4/19発売 ボーンのような関節表現も可能に
Live2Dは6日、イラストを元にアニメーションを作成できるソフト「Live2D Cubism」の最新版となる「Live2D Cubism 3」を19日にリリースすると発表した。
ライセンスは、無料で使用できる「Live2D Cubism 3 FREE」、直近会計年度の売上高が1000万円未満という個人クリエイター向けの「同PRO for indie」、法人向けの「同PRO for business」という3種類。後者2つの機能は同じで、サブスクリプションのみで提供される。価格は年間契約でfor indieが月額1190円から、for businessが月額5500円から。
Live2Dは、イラストのPSDファイルを読み込ませてモーションとアニメーションを作成し、動画として書き出したり、Unity向けSDKを使ってアプリに組み込めるようにしてくれるツールで、国内外で200以上のゲーム・動画などの商用作品に採用されているとのこと。新バージョンでは、主に以下のような機能がアップデートされた。
●表現力の向上
・読み込んだ原画の各部位に自動で割り当てられた「アートメッシュ」のポリゴン密度を変更可能に
・髪の毛や口の開閉などを変形させる「変形パス」や、服や首・関節など複数の部位を同時に変形させる「デフォーマ」でより細かく滑らかな変形を可能に
・新機能「グルー」と既存の「回転デフォーマ」を組み合わせることで、ボーンのような関節表現も可能に
・演技を付けるアニメーションカーブが「スムースベジェ」「ベジェ」「リニア」「ステップ」「インバースステップ」の5種類に増えて、動作に緩急がつけられるように進化
●操作性の向上
・UI・UXを一新してパレットの結合や分離が可能に
・カスタマイズしたパレットの状態を保存可能に
・モデリング作業をしながら別のウィンドウでアニメーションを確認可能に
対応OSは、Windows 7 SP1/8.1/10(64ビット版、デスクトップモードのみ)、OS X 10.10/10.11/macOS 10.12。動作環境は、CPUがIntel Core i5以上(i7シリーズを推奨)、メモリーが4GB以上(推奨8GB以上)、ストレージが約300MB程度、GPUがOpenGL3.3相当かそれ以上。