Unreal Engineのイベント「Unreal Fest West 2017」が京都で開催 「Airtone」の実機展示も

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15日、エピック・ゲームズ・ジャパン主催のUnreal Engineに関するイベント「Unreal Fest West 2017」が京都コンピュータ学院京都駅前校で開催された。同イベントはUnreal Engine 4に関するイベントで、横浜では例年10月に「Unreal Fest」として開催されているが、関西地域でも2014年の春に同様のイベントとして行われている。今までは大阪での開催だったが、今回は京都コンピュータ学院の協力のもと京都で行われている。ちなみに京都駅からは徒歩7分、京都駅からのルートの途中にはソフマップも入居しているショッピングモール「イオンモール京都」もある。

 

エピック・ゲームズ・ジャパンの河崎代表の挨拶。時勢柄かミサイルの話題がメインとなっていた……(汗)

 
ここではいくつかのセッションとエキスポブースを簡単に取り上げよう。なお、「Robo Recallで使われている最新のVRテクニックをご紹介!」については別記事にまとめている。

 

「Unreal最新機能 アニメーション+物理ショーケース!」ではUnreal Engine 4.16以降に搭載されるアニメーションとクロスシミュレーションのエディタへの統合とその機能説明を行った。なお、クロスシミュレーションは従来のAPEXからnVidiaと共同開発したNVClothに変更となっている

 

ヒストリアは現在開発中の「Airtone」の実機展示(左)とUE4ぷちコン作品を展示。ぷちコン作品の最優秀賞は現代のスマホ社会にメスを入れる社会派作品?「歩きスマホ」(右)。歩きスマホでゲームをしながら電車を目指すというゲーム。これこそVRで作ろう!(笑)

 

ヒストリアの原氏による「Airtone」開発秘話を話すセッションも。VRそのものの注意点に触れたところは少なかったが、エディタのプレビューと実機表示でのMipレベルに違いが出る(実機では解像度が下がる)ことに注意してほしいとのこと

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インディーズ開発者向けのEULA版UE4も、Nintendo Switchに4.16より対応する予定で、「スイッチ1つで」Switch用の実行ファイルができる、というデモも行った。もちろん、商品としてのクオリティを整えるには別途作業は必要になりますが。ちなみに海外では「Snake Pass」(Sumo Digital)がすでにリリース済みだが、開発環境が一般向けに公開されるのはまだ先の予定で、現在準備中とのこと。

 

nVidiaはVR READYプログラムとVRWorksライブラリを使用したカーニバルゲームのデモを展示。ソースコードなども公開されている。

 

エクスポブースではインドのアセット制作会社「ラクシャ・デジタル」が初参加。バンダイナムコエンターテインメントやフロム・ソフトウェア、マイクロソフトなどが主要クライアントとなる。インドのスタジオには日本人のスタッフが常駐し、細かい指示に関しても問題はないとのこと。左が日本オフィス代表の具島氏、右が本社に常駐している中嶋氏。

 







会場となった京都コンピュータ学院はコンピュータの専門学校としては最古となっており、校内にはかつて使われていた機材を保存しておく博物館も常設されている。


80年代に製作された自作パソコン。なんとATベースじゃないという凄さ。さらにこの機種のためだけにマイクロソフトからMS-DOSのライセンスを買ってたとか

●関連リンク
Unreal Engine
Unreal Fest West 2017
京都コンピュータ学院

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