スマホを位置追跡、HMDなしでVRゲームに参加 HTC、Vive Tracker用のサンプルを3種公開
19日、台HTCはVive Trackerのプロジェクトコードとチュートリアルをリリースした。Vive Trackerは周辺機器などに装着することで、VR空間で位置追跡が可能になるトラッキングシステムだ。価格は1万2500円(税込)で、日本では3月28日から販売している(関連ニュース)。
今回発表されたプロジェクトはMaster of Shapesが開発した「Mobile Room Scale」「Virtual Graffiti」とTwo Bit Circusが開発した「Piñata Party!」の3つだ。
「Mobile Room Scale」は銃型コントローラにスマホとVive Trackerを取り付けること
でHTC Viveを装着しなくてもVR空間の視点を再現できる。
「Virtual Graffiti」はスプレー缶にVive Trackerを取り付けることによってVR空間の壁にカラースプレーを用いたアートをすることができる。
「Piñata Party!」は子どもが目隠しをしながらくす玉を壊す「ピニャータ」という祭りをVRで再現したものだ。くす玉と木製バットにVive Trackerを取り付けることによってVRでより派手なピニャータをすることができる。
これらのプロジェクトのうち、「Mobile Room Scale」と「Virtual Graffiti」はUnreal Engine 4で、「Piñata Party!」はUnityで制作された。
「Mobile Room Scale」と「Virtual Graffiti」は公式ブログからチュートリアルを閲覧可能で、「Piñata Party!」は公式ブログとプロジェクトのファイル、コードのドキュメントをダウンロードできる。また、Vive公式開発者コミュニティにはVive TrackerをSteam VRで使うための手順も掲載されている。詳細は記事の下にある関連リンクを見て欲しい。
(TEXT by ぱソんこ)
●関連リンク
・New Project Code and Tutorials Released for VIVE Tracker
・Vive Tracker Role Changer (current version: 0.8)
・Mobile Room Scale Experiences with Vive Tracker(公式ブログ)
・Spray Paint in VR with Vive Tracker(公式ブログ)
・Piñata Party!(公式ブログ)
・Piñata Party!プロジェクトファイル(Google Drive)
・Piñata Party!ドキュメント(Google Drive)