【4/30まで】Unity「空前絶後の大セール」で揃えたいアセット13選 今からVR開発を始めよう
VRコンテンツの制作でよく使われるのが、「Unity」と「Unreal Engine」という統合開発環境だ。両者とも無料から利用可能で、Oculus Rift、HTC VIVE、PlayStation VRといったさまざまなVR環境に向けてアプリを書き出せるため、アマ・プロを問わず多くのVRコンテンツ開発に使われている。
さらに特徴のひとつとして、Unityには「アセットストア」、Unreal Engineには「マーケットプレイス」というオンラインストアを用意し、3Dモデルやアニメーションデータ、効果音やBGM、エフェクト、スクリプトといった素材をダウンロードして自分のソフトに利用できるようになっていることが挙げられる。自分が苦手な分野はダウンロードで補うことで、アイデアを即形にするマッハ開発を実現できるわけだ。
そのUnityのアセットストアにて、4月30日まで「BIGGEST SALE EVER」(空前絶後の大セール)が実施中! それもいくつかではなく、かつて類を見ない数の有料アセットが大量に値下げされているため、このチャンスにぜひともゲットしておかない手はない。
本記事ではVR向けに役立ちそうでセール中の13アセットをピックアップ。さらにセール中ではないが、これまたVR開発で必須ともいえるアイテムをセレクトしたので、ぜひ参考にして、素晴らしいVRコンテンツを生み出してほしい。もしかしたらアナタが体験したVRデモの元ネタがある……かも!?
今が買い!なセール中アセット
●ポータルキットの専門家(バーチャルリアリティをサポートします)
・ChunkWorks
・価格:56.25ドル(75ドル)
・Unity 5.5.0 以降のバージョンが必要
ある空間から別の空間へ移動……というのは、世界を自由自在にデザインできるVRではよくあるシチュエーションだ。その空間同士をつなぐ際、動画でいうトランジションのように出入り口を装飾してくれるのが本アセットになる。
●Off Screen Indicator
・Greyman studios S.L.
・価格:3.5ドル(5ドル)
・Unity 5.3.2 以降のバージョンが必要
VRは360度をスクリーンとして使えるメリットがある一方で、「どこを見るか」のカメラをユーザーに握られており、必ずしも作り手が意図したところを見てくれるわけではない。そのとき役立つのが、視界外にあるオブジェクトの方向を矢印で表示してくれる本アセットだ。
●Realistic Waterfall Prefab
・Dr.Game
・価格:6.99ドル(9.99ドル)
・Unity 4.5.4 以降のバージョンが必要
3DCGでも難しい水の表現において役立つのが本アセット。「滝」の3Dモデルを収録していて、滝の幅は簡単に変更できる。水量に応じて音量も変化してくれるのが○。
●VR Infinite Gesture
・EDWON
・価格:62.99ドル(89.99ドル)
・Unity 5.4.3 以降のバージョンが必要
VIVEやOculus Riftのコントローラーを使ったジェスチャー操作を可能にするアセット。直線的なLine、曲線的なRainbowという2つのジェスチャーを組み合わせられる。ジェスチャーの記録や編集をVR空間内で行えるのがスゴイ!
●Steam VR Playmaker – Toolkit
・Frame Tale Studios LLC
・価格:12.75ドル(15ドル)
・Unity 5.3.1 以降のバージョン、Playmaker 1.8.1 以降のバージョンが必要
ビジュアルスクリプティングを可能にする定番アセット「Playmaker」。このPlaymakerでSteamVRの機能を利用できるようにするのが本アセットだ。詳しい解説書やゲームサンプルも入っていて、手軽にVRゲーム作りを楽しめる。
●Weather Maker – 2D & 3D Sky System for Unity
・Digital Ruby (Jeff Johnson)
・価格:41.30ドル(59ドル)
・Unity 5.5.0 以降のバージョンが必要
天候を作り出せるアセット。太陽の輝き、雲の量、雨や風の強さ、星の光量、霧の濃さなどを自在に操りながら生成できる。3Dだけでなく、2Dにも対応しているのがうれしい。
●VR Body
・In Your Face
・価格:12ドル(15ドル)
・Unity 5.4.2 以降のバージョンが必要
VR空間内における本人アバターの体を生成できるアセット。VRゴーグルの傾きに合わせてアバターの頭の動きだけでなく、体の向きなども自動で調整できるほか、歩くなどの動作ももちろん可能。
●Low Poly Water – Mobile, VR & PC
・Jolix(Twitter)
・価格:4.9ドル(7ドル)
・Unity 5.3.0 以降のバージョンが必要
少ないポリゴン数で表現された「水」を生成できるアセット。アニメチックな風合いもあり、ポリゴン数が少ないため比較的負荷が低いのも魅力。波の大きさや光の水面反射などを調整できる。
●Realistic Effects Pack 4
・kripto289
・価格:24.5ドル(35ドル)
・Unity 5.3.5 以降のバージョンが必要
プレイヤーを引きつけるリアルなエフェクトをサウンドと共に27種収録。魔法、あるいはビームライフルのような未来型銃火器と相性バッチリ。VIVEとOculus Rift、さらにモバイル環境にも対応している。
●Final IK
・RootMotion
・価格:63ドル(90ドル)
・Unity 5.3.6 以降のバージョンが必要
Unity上でインバースキネマティクス(IK)がより手軽に使えるようになるアセット。IKとは、多関節モデルを作る際、先に末端部分の位置を決めてから、親となる間接の位置を逆算して決めるという手法のこと。
●VRWeapons
・Slayd7(Twitter)
・価格:31.5ドル(45ドル)
・Unity 5.5.2 以降のバージョンが必要
既存の武器モデルにスクリプトをドロップするだけで武器を作成できるアセット。アサルトライフルやショットガン、サブマシンガン、スナイパーライフル、さらにはレーザーライフルまで簡単に作れる。
●Vive Grip
・JScott
・価格:21ドル(30ドル)※寄付ウェア。Githubで無料公開中もしている
・Unity 5.3.4 以降のバージョンが必要
VIVE向けのハンドシステム。Unityの物理エンジンを活用し、重さのあるオブジェクトやレバー、ダイヤル、銃などを作るサンプルも収録している。つかめるオブジェクトの基本的な作成方法を解説した動画もあるので、始めてVRコンテンツの作成に挑戦する際もわかりやすい。
●Keyboard VR Pro
・Weelco Inc.
・価格:20.99ドル(20.99ドル)
・Unity 5.5.0 以降のバージョンが必要
2D/3D両対応のVRキーボード。視点やマウスカーソルでタイピングできる。フルサイズのほか、コンパクトモード、テンキーなどを収録している。
非セールだけどVRにオススメ!
●Hands VR – The Ultimate Interaction Toolset
・Tschirgi Games
・価格:30ドル
・Unity 5.5.0 以降のバージョンが必要
手で対象のオブジェクトをつかむ、持ち上げる、指でつまむ、投げる、剣などの武器を振るといった動作を収録したアセット。関節数が多く、多彩な動きができ、なおかつ小さいというなかなかに手こずる人間の手を効率的に実装できる。
●VR Arc Teleporter
・Mass Games
・価格:10ドル
・Unity 5.5.0 以降のバージョンが必要
画面が瞬時に切り替わるワープ移動だけでなく、指定地点に高速移動したり、オブジェクトを投擲してからの移動といった、基本的な移動システムを一通り収録している。
●ArmSwinger VR Locomotion for SteamVR
・Electric Night Owl
・価格:15ドル
・Unity 5.4.1 以降のバージョンが必要
両手のコントローラーを前後に振ることで、VR空間を移動できるようにするアセット。ワープ移動ではなく、よりリアルな移動方法を実装したいときにおすすめ。
●VR Easy
・AVR Works
・価格:150ドル
・Unity 5.4.1 以降のバージョンが必要
オブジェクト周囲にウィジェットのようなアイコンが表示し、インテリアのデザインや床の模様を変更、扉の開閉などをできるようにするアセット。プログラミングスキルがなくともリアルな空間を作れる。