4人に1人が「有料でも利用したい」 JAL国際線ラウンジでのVR体験の実証実験結果
VRize、JAL、KDDI、360Channelの4社は、合同で実施したJAL国際線ラウンジのVRを活用した実証実験アンケートの結果を公表した。
実証実験では、4月12日~14日の3日間、JALの羽田空港国際線サクララウンジスカイビューの一部スペースにVR体験ゾーンを設置。VRによってラウンジの顧客満足度は向上するかアンケート調査などを行った。KDDIは端末の提供およびスタッフの派遣、360Channelは360度動画コンテンツの提供、VRizeはアプリ制作をそれぞれ担当した。
●属性
体験者の性別は、男性が約80%を占める結果となった。また、体験者の年齢層は40代と50代をあわせて45%となり、比較的高い年齢層が体験した。
●VRの認知度・初体験の割合・VR端末保有率
VRの認知度は「知っている」「用語だけは知っている」で90%以上を占め非常に高い認知度であることがうかがえる結果となった。一方で、今回の体験がVR初体験という人が88%、端末を持っている人は5%という結果が得られた。認知度に対して、体験する機会がなかなかない実情が見えてくる。
●体験の感想
「端末が欲しくなった」「機会があれば体験したい」が96%と、多くの体験者が「満足」という結果になった。「端末が欲しくなった」と答えた人は26%にものぼり、体験終了後に端末費用について質問されることも複数回あったとのこと。
●JALサービス内でのVR利用の可能性
ラウンジおよび機内で「VR視聴サービスがあれば利用したいか」と質問した結果、どちらにおいてもおよそ90%が利用したいと回答。4人に1人は「有料でも利用したい」と回答している。
●JALのサービス利用へのVRの貢献度
80%以上がVR視聴サービスによってJALの利用率に寄与すると回答。VRサービスの導入は、空港や飛行機の利用者にとって概ねプラスに作用する結果となった。
●関連リンク
・VRize ウェブサイト
・360Channel ウェブサイト
・KDDI ウェブサイト
・JAL ウェブサイト