「ハイスピードシューティング+テクノサウンド+サイケデリックカラー」脳がとろけるほどのVRドラッグ体験!海外PS VRソフト「POLYBIUS」
今、海外のPlayStation VRユーザーの間で話題になっているゲームがある。その名は「POLYBIUS」。もともとは“都市伝説”として80年代初頭に作られたフェイクゲームで、遊んだプレイヤーが不慮の事故とかいろいろな悲惨な目にあった、という逸話を持ったせたもの。
それを「TEMPEST 2000」や「Space Giraffe」、「TxK」などのカルトゲーム作家として知られるJeff Minter氏が“復刻”させたというので話題となっている、というわけだ。今回、筆者は海外で発売されている同タイトルの入手に成功したので、さっそくプレイしてみた。
起動させると最初にメッセージを読むように促される。「本作は激しい光の明滅が行われ、人によってはてんかんの……」という、まぁ、海外ではよくある警告メッセージだ。2種類の警告メッセージを読み終わったら×ボタンでタイトル画面に移行する。
タイトル画面でコントローラーの△ボタンを押すとVRモードになる。ゲームのルールは極めて簡単。×ボタンを押しっぱなしでショットを撃ちまくり敵を倒しながら進んでいく。ショットで壊せないものは避ける! あと、“牛の角”の間は入るとボーナス! ただし、角そのものにぶつかるとダメージ、フロアについている白いドットが目印となっている。とりあえずはこのプレイ動画を見てほしい。
POLYBIUS LEVEL 1:
前方で何か起こってるのかわからないくらいのボクセル破片の嵐。
POLYBIUS LEVEL 4:
ゲームフィールドはレベルによって形を変える。このレベルでは「シュガー・ラッシュ」……じゃなくて「ドラゴンズ・レア」リスペクトのボールが登場。
POLYBIUS LEVEL 5(途中まで):
破壊できないトゲがプレイヤーの行く手を阻む! 最初の難関だ。
とまぁこんな感じ。ゲーム進行がスピードアップする中、敵を倒しながら角の間に入っていくというレースゲームに似た疾走感を体験しながら、カラフルな色の洪水に塗れるというVR時代のビデオドラッグ的なゲームとなっている。
多数のテクノ的なBGMが収録されていて、これに加えて昔のゲームに使われていたサウンドが至る所で再生されることで、最新技術ではあるが80年代のゲームっぽい演出になっている。
本作はPlayStation VR/4K/3D(フルHD)に対応。この映像とスピードだと酔うんじゃないか? と感じる人もいそうだが、開発側はVR酔いはなし、と断言している。このあたりは「Rez Infinite」と同様に基本は前方に向かうシューティング、というのもありそうだ。なお筆者はVR酔いに比較的強いので「酔わない」と言ってもあまり参考にならないと思うので……。
現時点では北米、欧州のPlayStation Storeで配信中。日本を含めたアジア地域での発売は検討中とのこと。また、PC版の開発も行われている。国内発売もぜひ期待したい。
●「POLYBIUS」データ
開発元:Llama Soft
ジャンル:トランスシューター
発売日:2017年5月9日
対応機種:PlayStation 4(VR対応、4K対応、3D対応)、PC(開発中・VR対応予定・発売日未定)
価格:$15.49(アメリカ)
レーティング;北米ESRB Everyone(全年齢)/欧州PEGI 7+(7歳以上対象)
●関連リンク
・Llama Soft(英語)
・POLYBIUS(英語)
(C) Llamasoft Ltd. 2016