Oculus VR、3センサールームスケールに正式対応 ソフトウェアアップデート1.15を公開
23日、米Oculus VRはOculus Rift CV1のソフトウェアアップデートのVer1.15を発表した。
主なアップデート内容はセンサーによるルームスケールトラッキングについてだ。
・3つのセンサーによるルームスケールのトラッキングへの正式対応。
・2つのセンサーによるルームスケールトラッキングは未だ実験的。
・セキュリティソフトによりアプリのインストールがブロックされた際に通知が出るようにした。
・健康や安全についての注意の短い映像を追加した。
・HMDを使うときに表示される健康や安全についての注意の有無を設定できるようになった。
・VR内で床の位置を設定するときに再び高さを0cmとして入力できるようにバグを修正した。
Oculus Riftは発売当初はトラッキングセンサーが一つしか利用できないためにVIVEのような部屋規模のトラッキング、ルームスケールに対応していなかった。昨年12月のOculus Touchとそれに伴う追加用センサーの発売によってようやく対応したものの、これまでOculus Riftにとってルームスケールはあくまで実験的という扱いだった。
今回のアップデートでは3つのセンサーによるルームスケールトラッキングがようやく実験的から正式に対応という扱いとなった。しかし、2つのセンサーをVIVEのベースステーションのように部屋の対角線に配置するルームスケールトラッキングは未だに実験的という扱いだ。Oculus RiftとOculus Touchを購入して、同梱センサーがすでに2つあり、3つめが欲しい場合は、Oculus公式サイトからセンサー単品を7800円で購入できる。
また、ソフトウェアアップデートVer1.15はしばらくは一般向けに配信されず、Oculusの設定のPublic Test Channelを有効にすることによってベータテストに参加できる。
(TEXT by ぱソんこ)
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