Cluster.のローンチ記念イベント、バーチャルなのに来場者多数でまさかの開催中止に
本日20時より開催されていたVRソーシャルルームアプリ「Cluster.」の公式ローンチイベント(関連ニュース)だが、想定以上の来場者でイベントが30分ほどで中止になるという「珍事」が起こった。
Cluster.はバーチャル空間上に自分のルームを作成し、Oculus RiftやHTC VIVEといったVRゴーグル、Windows/Macのアプリでログインして集まることで、会議やイベントが行えるというサービスになる。
ローンチイベントでは「Cluster.正式版リリース記念イベント」と題して、CEOである加藤直人氏をはじめとするCluster.社の首脳陣からサービスの今とこれからが語られる予定だったが、開始直後から登壇者の音声が途切れる不安定な状況が続いていた。Cluster.によれば、この原因は実装不備により一部サーバが止まってしまった点にあるという。一説によれば500人以上とのことで、加藤氏がイベント途中にバーチャル空間を離れてサーバーの増強に取りかかったものの、時間がかかると判断してイベントの中止に至った。なお、冒頭の写真中央で抜け殻のように動かなくなっているのが、ログアウト後の加藤氏のアバターだ。
バーチャルなら空間の制限に関わらず、多くの人数が集まれるというのがメリットのはずだったが、あまりの人気でいきなりの手痛い負荷テストとなり、某ロックイベント初回のような「伝説回」になってしまった形だ。Cluster.によれば、本イベントはまた日を改めて実施するという。
なお、Cluster.上で撮影した写真は、Cluster.のサイトからログインして「写真」タブからダウンロードできる。
(TEXT by Minoru Hirota)
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