高難度曲の壮絶プレーに声優・山岡ゆりさんも「すごーい!」 VR音ゲー「Airtone」を体験してみた

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8日、Oculus Rift/HTC VIVE向けのVRリズムアクション「Airtone」の配信がスタートした(Oculus StoreSteam)。価格はOculus Storeが2980円(現在セール中で2490円)、Steamでは2980円(同2473円)。

 
音楽とともに前面から迫ってくるマーカーに、両手に持ったモーションコントローラーの位置とタイミングを合わせて、リズムを刻んでクリアーを目指すというゲームになる。開発はヒストリア、キャラクターデザインがポリゴン・ピクチュアズ、音楽制作はノイジークロークとAMGMUSICという担当だ。

 

 

7日に実施したプレス向け体験会では、開発者の一人であるヒストリアの代表取締役、佐々木瞬氏と、メインキャラクター「ネオン」の声優を務めた山岡ゆりさんが出演して、プレーの様子を披露した。実際に体験した筆者の印象も含めてレポートしていこう。

 
 

これはダイエットに効く良ゲーだ!

まずAirtoneがどんなゲームかというと、手をぶんぶん振り回してかなりの運動になるのが特徴だ。

 
同じ手を使うリズムゲームでは、そこまで手を動かさずに目の前のボタンやパネルを押していくものが多いが、Airtoneでは頭の上や体の真横にもマーカーが飛んでくるため、必然的に手を動かす範囲が広くなる。「ダンスエボリューション」まで体全体を使うわけではないが、「太鼓の達人」で体の周囲にも判定ゾーンが現れて両手のバチで叩く感じだろうか。手を大きく動かすことになるので、難易度の高い曲では息切れするほどの運動量になるのだ。

 
さらにマーカーには3種類あって、黄色は叩く、緑はトリガーを引く、赤はトリガーを引き続けて位置を合わせる──といった別々の指示が必要になるのでなかなか忙しい。逆にいうと、ぴったり合わせることができたら「俺すごい!」という感動が味わえるわけだ。

 

 

1曲は2分弱ぐらい。山岡さんは途中「キャー」と悲鳴をあげつつも、レベル5の曲を「S」ランクでクリアーしていた。スゴい!

 

 
現地で佐々木氏が披露した壮絶プレーを動画で収めた。山岡さんも「すごーい!」と驚いた様子をぜひチェック!

 
佐々木氏によれば、この大きく体を動かすゲームデザインにこだわっているとのこと。具体的にいうと、当たり判定を視界内に持ってくると手を前に出すだけの動きになってしまうので、Airtoneではあえて視界外に当たり判定を設けたという。この背景には、リズムゲームのプレイヤーを研究したところ、当たり判定の手前までしかマーカーを見ていないということが判明したという話があった。

 
リプレイ機能の充実も興味深かった。Airtoneは激しい運動になるので、プレー時はVRの視界もガクガク揺れてしまう。このままでは見づらいため、リプレイ時では揺れないように補正したうえ、さらにプレイヤーの両手の動きも再現してくれるので、どのタイミングでどの手でマーカーに合わせたかが判別可能だ。高難度曲を攻略する場合にはとても便利な機能だろう。

 
現在、ゲーム実況をネットに投稿するというのは当たり前で、Airtoneでもスーパープレイが達成できたらネットで誰かに見せたいという人も多いだろう。佐々木氏は、「リズムゲームはシェアする文化がある。安定して動画を撮れる機能がほしいし、どの手で取ったかというのも見せたい」とリプレイ機能へのこだわりを見せていた。

 

その他、ユーザーインターフェースにもこだわっている。VRでは、いきなり360度全体の空間が使えるようになったため、今までのPCディスプレーやテレビといった四角いディスプレー向けに研究されて来たユーザーインターフェースの手法が通用しなくなっている。例えば、ミュージックセレクトやリザルト画面は、今までの「四角い」感覚のままつくらないように注意したとのこと。

 

メインキャラクターのネオンと触れ合えるルーム機能も用意している。

 

こちらも実績解除に合わせて進化していくとのことなので、やりこみ甲斐がありそうだ。ひざまくらとかしてくれるDLCが出ませんかね……。

 

筆者も実際にプレーしてみましたが、まずポップなカラーの世界を飛んでいる感覚と、体を動かすことだけでめっちゃ楽しい!

 

マーカーに合わせて手をあげたり。

 

長押しのシーンでは腕をぶんぶん回したり。海外でもVRでダイエットという話があったが、Airtoneも真面目に毎日続ければ痩せそうだ。

 
Oculus RiftやHTC VIVEを持っていない人は、ハウステンボスが東京・渋谷にて6月17日よりプレオープンするVR体験施設「SHIBUYA VR LAND by HUIS TENBOSCH」にも導入するのでこちらでも遊べる(関連記事)。プレーできる楽曲はハウステンボスオリジナルの2曲で製品版と異なるので、ぜひチェックしてみよう。

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
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