2人の協力プレーで戦場を駆け抜ける快感! PS VRガンシューティング「Bravo Team」を試遊【E3 2017】
現在アメリカ・ロサンゼルスで開催中(現地時間6月15日まで)のゲームの祭典「E3 2017」。PlayStationブースでは多くのPlayStation VR対応タイトルが出展されていた。今回はそのうちの「Bravo Team」のプレイインプレッションをお届けしたい。
舞台は現代の欧州の小国、という設定。古い都市の佇まいで激しい銃撃戦が繰り広げられる。
Bravo Team PlayStation VR Announce Trailer
「Bravo Team」はPS VRローンチで「Until Dawn: Rush of Blood」を開発したSuper Massive Gamesの最新作で、アーケード志向のガンシューター。主人公の所属する部隊の作戦失敗が元で大統領が暗殺され祖国が崩壊、プレイヤーはその屈辱を晴らすためレジスタンスとなり母国再建のために戦うというストーリーだ。
操作はPS VRシューティングコントローラを駆使した形となっている(他のコントローラ対応は不明)。両手で持って構えて、銃を動かして狙って、後ろ側の手の人差し指部分にあるトリガーでショット。後ろ側の手の親指では、「△」で武器の切り替え、左の「□」でリロード、「×」でムーブ、中央のアナログスティックを左右に押して視点切り替え(座っていても視点を回転できるように)──といった指示が可能だ。さらに前の手のグリップ部分にある上トリガーで立ったりしゃがんだりする。
PlayStation VR シューティングコントローラー。
移動時は、弾薬のマーク(補充)と盾のマークが表示されているところにのみ移動が可能。盾のマークは半分空白のところは、しゃがんでいても狙い撃ちされる危険性があることを意味しているらしい。
移動時には三人称視点となり、移動していることを客観的に見れて酔いを少なくする、というシステムになっている。ただし、撃たれる可能性もあるので、移動ルートに敵影がいないことを確認してから進みたい。
ゲームは基本的に2人オンライン協力プレイを前提として作られており、体験台も複数プレイが前提。そんなわけで筆者とVRおじさんこと広田編集長の二人でプレイ。なお、PS VRにはマイクが内蔵されており、これを使って声でコミュニケーションをとることが必須だ。
体験コーナーは2人プレイが基本。なお製品版ではシングルプレイも用意されるようだ。
他のプレスだが、体験中の動画はこんな感じ。
今回は上のスクリーンショットで紹介しているステージとは違う、橋の上での戦いをプレイできた。2人でプレイするので、分散して攻撃するのが前提。スコープで敵を捕らえて撃つ、というのが基本だ。もちろんヘッドショットなら一発で倒れてくれる。
今回の体験のプレイスタイルはある程度敵を撃ったらガンガン前進するランボースタイルの筆者と、敵の攻撃が止むまで絶対に次の目的地まで行かない、という慎重派のVRおじさんで明暗が分かれた。筆者が前方に出過ぎて死にかけるも、VRおじさんがチキンなので助けに行けない(汗)というケースにハマってしまい、やむなくリスタートとなるケースが多かった。このあたりはルート取りや連携が必要となりそうだ。
記念撮影。VRおじさんは「360度どこを見てもまさに戦場なのがVRにぴったり! 会話して進んでいくのもサバイバルゲームみたいで燃えた。でも車の陰に隠れて銃を持ち上げて撃ったりして頑張ったけど、何度もやられてやり直ししているうちに、説明員の人から『そろそろ時間が。次の人も待ってますので……』と諦めざるを得なかったのが残念だった」と述懐していた。
酔いに弱いVRおじさんでも酔わなかったこともあり、誰でも遊べるガンシューとして、PS VRシューティングコントローラユーザーの「Farpoint」の次の一本になりそうなタイトルだ。なお、海外では2017年のホリデーシーズンに発売される予定。日本での発売が待ちどおしい!
(C) Sony Interactive Entertainment Europe
Source: Sony Interactive Entertainment
(TEXT by Shogo Iwai)
*E3 2017のレポート記事まとめはこちら
●関連リンク
・Super Massive Games
・Bravo Team(Super Massive Games)
・Cover-Based FPS Bravo Team Announced for PS VR, From Supermassive Games(PS Blog US、英語)