360度VR動画を解析するAI「VRCHEL」、マイクロソフトのIT起業支援プログラムに採用
ジョリーグッドは6月28日、360度VRのコンテンツ解析とユーザー行動のパターン解析を行う人工知能エンジン「VRCHEL(ヴァーチェル)」の開発が、マイクロソフトのITスタートアップ支援プログラム「Microsoft BizSpark Plus(マイクロソフトビズスパークプラス)」に正式に採択されたことを発表した。
VRCHEL紹介動画
VRCHELは、テレビや広告、VRビジネスに携わっているプロフェッショナルと、人工知能のエキスパートが開発した“メディアビジネスのためのAI”だ。独自のアルゴリズムで360度VR映像と音声を解析し、そこに映る物や人、企業ブランド、シーン構成に加えて、音声・雰囲気の分析などを行う。
VRCHELを用いることで、多様化したVRのビジネスニーズの中で、さまざまな相関性を見い出せるようになるため、既存ビジネスフローの短縮はもちろん、言語や業種を超えたメディアビジネスの拡大を実現する。
「Microsoft BizSpark」はマイクロソフトが提供するIT系の起業を支援するプログラムである。参加すればマイクロソフトの技術サポートを受けることやソフトウェア、開発ツールやクラウド環境などを 1 年間無償で利用できる。これは設立5年未満のスタートアップ、もしくは法人化を目指す起業家が対象になっている。
今回VERCHELが採用されたのはこの上位規格となるMicrosoft BizSpark Plus。上記のサポート内容に加えアプリケーションのビルドやデプロイ、管理に使用できる各種クラウドサービスの集合体である「Microsoft Azure(マイクロソフト・アジュール)」を2年間利用できるようになる。
(TEXT by まぶかはっと)
●関連リンク
・VRCHEL ウェブサイト
・Microsoft BizSpark ウェブサイト