株式会社スホ、Virtuixの国内代理店としてVirtuix Omniを国内発売。価格は98万円
株式会社スホはアメリカ・Virtuix社と国内代理店契約を締結し、「Virtuix Omni」を国内で7月3日より発売することを発表した。主にロケーションエンターテインメントなどのB2B用途としての発売となる。
秋葉原で発表会が行われ、メディアはもとより多くのVR関係者の関心を集めていた。
Virtuix Omniはすり鉢型のベースをすり足で歩くことでゲーム内空間を歩き回ることができる歩行型VRデバイス。対応VRシステムはHTC VIVE、Oculus Rift、Gear VR(商用利用はHTC VIVEのみ)。システムにはハーネス、シューズ、トラッキングパッド、VRスタンド2台が含まれる。価格は98万円(税別・半年間の保証を含む)となる。
ベースユニット。幅140cm、奥行130cmとなる。
ハーネス。S・M・Lの3種類。
シューズ。プレイヤーのサイズに合ったものを選ぶようにしたい。
トラッキングポッド。シューズに付けて足の動きをトラッキングする。
別売アイテムとして、VRラック、VRブーム(ケーブルラック)、追加のVRスタンドが用意されている。また、ハーネス・シューズはサイズの指定があり、別売品も用意。
VRラック。キーボード、マウス、コントローラ、ガンコントローラなどを置けるアクセサリーフック。
VRブーム(ケーブルラック)。ヘッドセットのコードの巻き込み防止に使用する。スホの担当者は必須とも言っていた。
VRスタンド。VIVEのベースステーションを設置するためのスタンド。パッケージには2台が付属している。
対応ソフトとして、「Omni Arena」「Training Ops」「Shadow Ops」が付属。今後「Arizona Sunshine」「Fallout 4 VR」などが対応予定。なお、Virtuix社とHTCはパートナー契約を4月に結んでいる。
「Omni Arena」 2人対戦・協力プレイが可能(LAN対戦のみ対応)。
こちらは「Shadow Ops」。ホラー系のシューティングで発表会ではあまりの怖さに逃げ出したライターさんもいたそうだ。
なお、7月10日より東京・江戸川橋の株式会社スホ本社にVirtuix Omniのショールームをオープンする。予約制となっており、予約は近日開設予定の特設サイトで行う。営業時間は平日が14時から17時、土曜・日曜・祭日が11時から17時。
Virtuix Omniは2013年にKick Starterで募集を開始し、15万ドルをゴールとしてしていたが、それは約3時間半で達成。最終的にバッカーだけで110万ドルを集めて商品化が決定。2016年にバッカー向けの配送を開始したが、サポートの観点などからアメリカ国外のバッカー向け配送はキャンセルとなっていた。日本では2月に開催されたJAEPOにおいて中国「中山市世宇动漫科技」と加賀電子グループの加賀アミューズメントが取り扱いを予定していた。
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