Oculus Rift、クロマキー合成によるMR(複合現実)に対応 カメラはOculus Touchでトラッキング
6月30日、米Oculus VRは公式ブログでOculus VRがMR(複合現実)に対応したことを発表した。
VRHMDにおけるMRとは、クロマキー合成を用いて実写の映像とVR内の映像を重ねることだ。複合現実を用いた映像によってVRを体験している人が何をしているのかをVRを体験していない人にもわかりやすく伝えることができるとOculus VRは説明している。
MRにはクロマキー用のグリーンバック用の緑の幕・布とカメラを用意するが、カメラを動かす映像を撮影する場合は3つ目のOculus Touchをカメラに取り付けてVRオブジェクトとしてトラッキングする必要がある。カメラの台にOculus Touchを取り付けるためのCADデータも配布されている。カメラを動かさない静的な映像の場合はOculus Touchを取り付ける必要はない。
また、複合現実機能をアプリに組み込むためのSDKがUnityとUnreal Engine、ネイティブ開発者向けに用意されている。複合現実機能を使う場合はPCのシステムやセンサートラッキング、カメラなどの条件が通常のVRの条件と少し異なるので、興味のある開発者はOculus公式ドキュメントによるMR導入のためのガイドを確認することを推奨する。
(TEXT by ぱソんこ)
●関連リンク
・Getting Started With Mixed Reality Capture(Oculus公式ブログ)
・Mixed Reality Capture Setup Guide(Oculus公式ブログ)