niconico・リコーの「全天球カメラ実験機」をGear VRで体験してみた!
niconicoは10月25日、さいたまスーパーアリーナにて開催中のライブイベント「ニコニコ超パーティー2015」にて、Gear VRを利用した360度ライブ配信システムをデモしている。リコーが技術協力した「全天球カメラ実験機」でメインステージを撮影し、未公開のGear VR用アプリ「niconicoVR」で視聴するという仕組みだ。
ゲームエリア会場に設置されたブースでは、初めてVRを体験するニコ動ユーザーが驚き、のけぞりながらGear VRで映像を体験する様子も見られた。
リコーは、23日に発売となった「THETA S」でVR的には有名な企業。写真の左がTHETA Sで右が全天球カメラ実験機。一見、THETA Sに似ているが、内部のソフト・ハード的には大幅な改造を施した別物で、まだ世界に8台しかないという。
実際に運用しているところの写真。
映像は30fpsで出力するできるようになっており、カメラだけで横2K、縦1Kの正距円投図を生成している。開発者に話を聞くと「生主の部屋がダダ漏れの、家族が後ろを通るような実況を見てみたい」と笑いながら話してくれた。
実際に体験した感想は、ステージ上に設置された全天球カメラ実験機からの映像を数秒ほどの遅延で見ることができ、会場の音声が聞こえる場所にいない限りは気づかないレベルの満足感の高いシステムになっていた。動きの激しい「踊ってみた」のパフォーマンスも満足でき迫力のあるステージを楽しめる。
この冬にもリリースされるというniconicoVRとともに、楽しみなシステムで使えるようになるのが楽しみだ!
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・ニコニコ超パーティー2015