ディヴァース、ティー・ワイ・オーより40万米ドルの資金調達 SYMMETRYの開発体制強化
米・ディヴァースは、ティー・ワイ・オーより、Convertible Equity（CE型新株予約権）による40万米ドル（約4500万円）の資金調達を実施したと発表した。
ディヴァース（DVERSE Inc.）は、VR空間の中で「イメージ」「デザイン」の正確な確認を行い、円滑なコミュニケーションを可能にするソフトウェア「SYMMETRY alpha（シンメトリー アルファ）」を開発している。3DCAD(SketchUp)・点群データに対応しており、VR空間内での直観的な操作が可能であることが特長。建築・土木・デザイン・教育分野をターゲット市場としている。
ティー・ワイ・オーは、東京都品川区に本社を構え、広告会社機能と制作プロダクション機能を併せ持つ、クリエイティブエージェンシーだ。年間広告制作数は2000以上を誇り、1982年の創業以降、オンライン動画やVRなどの新たな手法を含めて、映像制作を中心とした多様な広告制作事業を展開している。今年、AOI Pro.との共同持株会社「AOI TYO Holdings」を設立し、同社の完全子会社となっている。
ディヴァースは、今回の資金調達によって「SYMMETRY alpha」の開発体制を強化し、「ビジネスxR領域」におけるイノベーションを加速していくとしている。
尚、ディヴァースは7月10日に凸版印刷と資本業務提携を発表しており、同じくConvertible Equityによる10万米ドル（約1億1000万円）の資金調達を実施している（関連記事）。また、国土交通省と連携した「SYMMETRY alpha」を使用した実証実験なども実施（関連記事）。今回の資金調達で、同社が「SYMMETRY alpha」のさらなる開発や展開を重点的に進めていることが鮮明になったと言えそうだ。
●関連リンク
・ディヴァース ウェブサイト
・ティー・ワイ・オー ウェブサイト
