美内すずえ先生がみたVRの未来 「3ねんDぐみガラスの仮面~とびだせ私たちのVR~」
本日(7月22日)が初日となる「3ねんDぐみガラスの仮面~とびだせ私たちのVR(ヴィクトリーロード)~」のゲネプロにお邪魔してきました!
世代をこえて愛され続け、累計発行部数5000万という不朽の名作漫画「ガラスの仮面」。もちろん私も夢中になって読みました。紫のバラの人・真澄さんは心のオアシスです!
その連載40周年を記念し昨年末に放映されていたアニメ「3ねんDぐみガラスの仮面」から新作公演がDMM VR THEATERにて9月3日まで上映されます。アニメではそれぞれのキャラクターが3頭身のかわいいミニキャラとなり、漫画の世界観をいかしつつもコミカルで風刺のきいたストーリーが展開されています。
「マヤ……恐ろしい子!」などの名台詞、衝撃の白目の表情など原作ファンにはたまらない演出がしっかり組み込まれていて必見ですよ。さらに本公演では3DCGで制作された映像に物理的な奥行きを最新投影技術で生み出し、あたかもそこにキャラクターが「いる」感がしっかり体感できます。声優陣も小野Dや梶君など超豪華!
ここでしか観られないステージが「横浜」にありますよ!
-PANORA掲載記事-
DMM VR THEATER「3ねんDぐみガラスの仮面」新作が7/22から上映 「聖唐人」役に緑川光
「3ねんDぐみガラスの仮面」新作3DアニメがDMM VR THEATERにて今夏上映決定
さらに当日は原作者の美内すずえ先生も登場! 漫画界の大巨匠であり、大好きな作品の作家であることから緊張が走ります。が、先生とっても気さくでチャーミング!
インタビュー中に記者たちに「今日の感想、聞かせて!」と逆インタビューしたり、フォトセッションではユーモラスなポージングを何度もサービス。また驚きなのが「原作のパロディ全然OK!」とウエルカムしていただきました。
■美内すずえ先生インタビュー
――初めて公演を観たご感想をお願いします
美内先生:漫画読んでくださっている方は気がついたかと思うのですが、特徴的なセリフなどを劇中でも再現していただいて結構笑えるという感じで楽しかったです。連載始めて40年、3頭身になったキャラクターと記念撮影ができるとは思わなかったので、今日はいい記念日になりました! 3Dキャラと動けるなんて、こういう時代が来て、こういう場に立ち会えて、嬉しかったです。ホログラフィックの常設劇場は世界でここだけとお話うかがいました。この舞台の装置も4億円すると聞いてすごくビックリ! あとで撫でておこうと思います(笑)。本当にいろいろな可能性を感じました。もっともっとVR技術が進化したら、マイケルジャクソンや美空ひばりさん、hideさんに歌っていただきたいですね。2次元のキャラクターたちやこの世にいないけれどもすごく人気のあった方たちがここでは出演できるので。日本の名優たちに集まってもらってお芝居してもらうなんていうのもすごく見てみたいです。この劇場もあることを知らない人も多いと思うので、大きくしていけるよう頑張ってくださいね。
――ガラスの仮面のアニメ化についてのお気持ちを聞かせてください
美内先生:私はもともとパロデイが好きで、また「ガラスの仮面」はそれになりやすいみたいで、いろんな方たちがパロディー版を作ってくれました。その度に、その編集部から恐る恐る許諾のご連絡をいただきました(笑)。茶化されているといえばそうなのかもですが、私は大阪出身で笑うことが大好きなので、そういう素材に選ばれるだけでも嬉しいなあという気持ちです。このアニメのキャラクターも三頭身ですごく絵が可愛い。本作では絶対にそこには行けないところにあるので。突っ込みどころも満載なのですが、それはまた次回楽しい作品になればと思っています。このキャラクターたちが何か他でも活用できないかと思ったくらい。相対的に楽しかったのですが、ただアニメのエンディングが大好きだったので……あのだらけたような昭和の初めを思わせるような。この曲は公演でも入れてほしかった、残念!
――ご自分でこういったVRのステージ手がけてみたいですか?
美内先生:時間があれば(笑)。私、ガラスの仮面の劇中劇の大半は自分で脚本を書いているんです。だからそういうものを舞台化してみたら面白いなあと思っているんですけど。アニメ版は私の考えの及ぶところからだいぶ遠くにあるので(笑)。それは観客として楽しみたいと思っています。
――原作「ガラスの仮面」をこのような舞台でやろうとは?
美内先生:まだ観たばかりなので絵が浮かんできませんが、ここならいろんな表現ができそうで面白いですよね。奥行や上下の制限も普通より広いとか。今のクリエイターさんはこちら側が演出のリクエストをだせばなんでもできてしまうんでしょうねえ。
――今回からの新キャラ聖唐人の印象について
美内先生:影の役で出していたのに、以外に人気があるのでもう少し出番を増やそうかなと(笑)。ファンの方からの要望も多いので。ファンの皆さんの中では「速水真澄VS聖唐人」なんて設定が生まれてくるかもしれないなあと思っています。どちらにしろ、全キャラクターが大好きでそれぞれ思い入れもあるので、かっこよく描いてあげたいなあとか思っています。月影先生のキャラとかもひときわユニーク。結構な無茶ぶりしていて面白いです。キャラクター重視でも構わないのでこれからも(原作を)読み続けてくだされば嬉しいです。
■本編映像紹介
■制作スタッフ挨拶
「アニメの作品と少し方向性を変えまして、リアルなステージ、舞台として表現したらどうなるかということをこの劇場の特徴を生かし表現できたらと思い作りました。照明、音響、劇場らしい作り方となっておりますのでその辺りにも注目してご覧になっていただければと思います。」
「放映したミニアニメーションをシアターで30分の作品を作ることができました。劇場を通してこのアニメ版もどんどん広がっていってくれればと思っております。」
「今回、舞台なのに、アニメのようでもあり、舞台のようでもあり、演出している側としてもワクワクして作らせていただきました。なかなか面白い体験をしていただけると思います!」
【DMM VR THEATER公演概要】
タイトル:『3ねんDぐみガラスの仮面~とびだせ私たちのVR(ヴィクトリーロード)~』
公演期間:2017年7月22日(土)~9月3日(日)
公演日程:7月22日~28日、8月7日~10日、14日~16日、21日~24日、9月1日~3日
公演回数:平日1公演、土日3公演、計29公演
公演時間:第1公演:12:30~13:00 第2公演:15:30~16:00 第3公演:20:30~21:00 第4公演:21:30~22:00
会場:DMM VR THEATER(〒220-0005 神奈川県横浜市西区南幸2丁目1ー5)
チケット料金:前売り:3,000円/当日:3,500円 ※別途ワンドリンク代500円が必要です
公演尺:約30分
特典:ご来場の方全員に限定ステッカーをプレゼント
声の出演:阿澄佳奈(北島マヤ役)、大久保瑠美(姫川亜弓役)、田中敦子(月影千草役)、梶裕貴(桜小路優役)、小野大輔(速水真澄役)、緑川光 (聖唐人役)
チケット料金:
– 前売り 3000円+ワンドリンク代500円
– 当日 3500円+ワンドリンク代500円
チケット先行販売:5月27日10:00~6月25日23:59
– ぴあ(Pコード 635-854)
http://w.pia.jp/t/garasu3d/
– ローチケ(Lコード 34179)
http://l-tike.com/garasunokamen3d
– イープラス
http://eplus.jp/garasunokamen3d-vr/