Vuzix「M100/M300スマートグラス」がトライアルを経てDHLのビジョンピッキングの新基準に
Vuzix Corporationは、「M100スマートグラス」と「M300スマートグラス」を利用したDHLの国際的な取り組み「ARスマートグラス ビジョンピッキング」のトライアルが完了・成功したと発表した。この結果、DHLはARスマートグラスを倉庫内の標準的なビジネステクノロジーとして提供することを決定し、世界中の多くの倉庫でビジョンピッキングソリューションを拡大している。
DHLのサプライチェーンによって達成された国際的なARスマートグラストライアルは、生産性と正確性を向上させたほか、講習やトレーニングの時間をおよそ50%削減に成功。この技術が顧客によって標準的で複数展開可能なソリューションになり、オペレーションの迅速かつ容易な実装を可能とし、オペレーションスピードおよびピッキング精度の向上による生産性向上の恩恵が受けられることを見出した。プレスリリースで発表された内容は以下の通り。
・ARをサポートしたスマートグラスは世界中の倉庫でごく普通なビジネスとして利用されるようになっている。
・国際的に行ったトライアルの成功はスマートグラスソリューションの機能と安定性を実証した。
・生産性の向上率は平均で15%であり、ユーザーの支持と正確性が向上した。
DHLは技術、小売、消費者を含むさまざまな業界で、アメリカ、ヨーロッパ、イギリスでの一連の検証を終え、長期的なソリューションとしてビジョンピッキングを確立した。
尚、DHLは検証の段階で複数のパートナーと取り組みを行っている。UbimaxはARに対応したソフトウェアと、XpickとVuzixの「M100スマートグラス」「M300スマートグラス」を主なスマートグラスとして利用した。
今後、DHLはトレーニング、メンテナンス、寸法計算など、ARやVRを利用したアプリケーションの導入を検討しているとのこと。
●関連リンク
・Vuzix Corporation ウェブサイト
・DHL プレスリリース(英語)