会話しながら動画を見られる「AltSpaceVR」が未来楽しい! OculusなしでもOK

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AltSpaceVR」をご存じですか? 米国サンフランシスコにある同名の企業が開発中のVRアバターチャットです。

 
VR業界では、このソリューションが10億円以上もの巨額の資金調達を行っていることはよく知られていますが、意外にも実際に使ったという人は少ないはず。現在、オープンベータ版が用意されており、誰でもログインできる状態になっています。この記事では、AltSpaceVRがどのようになっているかを、伝えられるだけ伝えていきたいと思います。

 

HMDは必要……でもない!?

 
AltSpaceVRは、名前に「VR」という言葉が付いている以上、Oculus RiftなどのVRヘッドマウントディスプレー(VRHMD)が必須と思われがちですが、そんなことはありません。

 
最低限必要なハードウェアは、マイクロフォンとヘッドフォンだけ。というのも、このAltSpaceVRが文字によるチャットをあえて排し、音声チャットによるコミュニケーションを目的としているからです(最近、絵文字機能が実装されましたが)。

 
マイクロフォンは高級機を買う必要はありませんが、ミュートスイッチが付いている指向性の高いものをおすすめします。周辺の環境音など自分の声以外を拾ってしまうと相手が聞き取りにくくなってしまうためです。

 
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筆者はSteelSeriesのピンマイクを使っております。

 

 
ヘッドフォンも同様の理由で必要です。スピーカーでは、マイクがスピーカーの音を再度拾ってしまう「トークバック」と呼ばれる現象を起こしてしまうことがありますので、避けたほうがいいです。

 
あとはAltSpaceVRのサイトで「SIGN UP」ボタンを押してユーザー登録して、クライアントアプリをダウンロードして起動しましょう。

 

AltSpaceVRで何ができるのか

 
基本的には、自分のアバターを動かしてVR空間を移動しつつ、他の人と会話することができます。

 
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こんな感じ。アバターは最初に設定できます。

 
また、「Leap Motion」や「Kinect V2」といったモーションコントローラーを接続すると、アバターを拡張して手足を表示して動かしたり、Oculus Riftを使うことで没入感を高めることもできます。身振り手振りは大したことのない要素に思われるかもしれませんが、言葉なしで意味を伝えられるのは、VR空間上でのコミュニケーションとして大きな進歩であるといえるでしょう。

 

 
さらに、AltSpaceVRは「Beam Contents」と呼ばれる共有ブラウザーの表示機能があります。これを使うことでみんなで同じ動画サイトを閲覧したり、動的なサイトを共有できます。例えば、niconicoやYouTubeの動画をみながら、ボイスチャットでツッコミを入れて盛り上がる……なんてことが実現できてしまいます。Oculus Riftをつけておけば、自宅にいながらして目の前に友達がいる感覚で、コミュニケーションできるわけです。

 
VR空間内でウェブサービスが見られる!
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AltSpaceVRの空間内の投影に対応したウェブアプリケーションをSDKを通じて開発することで、その場にいる全員でコンテンツを体験することができます。例えば、チェスや「Dungeons & Dragons」といったゲームが遊べるわけです。

 
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リンクさえ張れれば、ウェブアプリで唐揚げを出すことも!

 
AltSpaceVRでは、プライベートな空間やイベントを開催することもできます。リアルなイベントと並行して、来られない人向けにバーチャル空間のサテライト会場を展開するといった使い方が考えられます。
 
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こんな感じでイベントが並んでいます。

 
ざっと概要を語るだけでも多くの可能性を秘めているAltSpaceVR、ぜひ今から始めてみませんか。

 
(文/サメジ部長

 
 
●関連リンク
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