新AR/MRコンテンツへの挑戦も 「2017年夏最新VR/ARまるわかり! 5社共同発表・体験会」報告(後編)
Life Style、Dazzle、ブループリント、IMG SRC、aniwoの5社は8月9日に「2017年夏最新VR/ARまるわかり! 5社共同発表・体験会」を開催した。ここではVR/AR/MRに関連したコンテンツの発表を中心に紹介する。
Dazzleの出口雅也氏。
Dazzleはグロースハックツール「AccessiVR(アクセシブル)」を発表した。これは良質なVRコンテンツを送り出すために体験者の情報を集計・可視化して解析ができるシステム。
視点データを中心として、ロケーションベースでは属性データなどを含めて集計。将来的には脈拍・発汗データも集計できる。
PlayStation VR以外の主要VR機器で集計用のプログラムを入れることが可能になっている。
360度動画のどこを見ていたのかが時間でわかる動画ヒートマップ機能やプレイヤーがどのような視点を見ながらどう動いたのかがわかるタイムライン機能などがあり、これでどこに注目すべきものを置いたらいいのかなどの判断ができる。
すでにコンテンツプロバイダ数社が本ソリューションを採用してこれらの情報を得ているとのこと。
ブループリントは7月に新宿・歌舞伎町のネットカフェ「アプレシオ 新宿ハイジア店」で開催されたVR体験イベント「VR Pallet」の総括を行った。
全42枠のうち37枠が実施され、VRに対する関心の高さがうかがえる。
VR体験の感想は「とても満足」と「満足」で100%!!
タイトル別の満足度ではシューティングゲームの「Arizona Sunshine」がトップ、続いてブループリントのオリジナルコンテンツ「Magic Caster」、Dazzleの「OneManVurgeR」と続く。
料金は5000円が適正価格と答えた人が半数以上、ただし、その他と答えた人は平均で「2800円」程度が妥当ということに。ただ、アンケート回答者向け価格の2500円よりは高めになった。
自由回答一覧。
もともと、このようなVR体験パッケージをビジネスにする、という施策のテストケースだったが、今回の運営でいろいろと改善すべき点も出てきたようだ。次回以降、どのように改善されるかは期待したい。
WEB・アプリなどのコンテンツを開発する「IMG SRC(イメージソース)」は2つのAR/MR体験を展示。
HoloLensとボール型のコントローラを使用して音を視覚化する新しい体験「HOLOTAMA」だったが……残念なことにコントローラの調子が悪く体験ができなかった。
「MIXED SIGNAGE」はデジタルサイネージとGoogle Tango対応スマートフォンを組みあわえせたAR体験。サイネージで起こる出来事の続きがスマホで見られるというもの。
DazzleのHTC VIVE用VRゲーム「OneMan VurgeR」の体験も行っていた。
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