VAIO、VRソリューション事業に参入へ VRの開発・運営に強いABALに出資・事業提携
VAIOは、PC事業、EMS事業に続く第3のコア事業を「ソリューション事業」とし、第1弾として「VRソリューション事業」に参入すると発表した。PC事業で培ったコンピューティング技術と、電子機器の開発からアフターサービスまでの一貫機能を有する強みを活かす。今回の事業強化のため、VRに関する開発・制作・運営ノウハウを持つABALをパートナーとして提携し、持続的な関係強化・事業発展のための出資を行う。
主に法人向けにVRに関するハード・システムの導入・保守、コンテンツ制作、運営企画に至るまでフルソリューションを提供予定。顧客の課題解決を進めていくとともに、ハード・ソフト・サービスを組み合わせたソリューションによる価値提供を行う。必要に応じて、パートナーと提携し、最適なソリューション開発も行う予定だ。
「VRソリューション事業」においてパートナーとして提携したABALは、wise、A440、ROBOTの3社によって2016年に設立されたジョイントベンチャー企業だ。リアルタイムCG・VFX分野に強みを持つwise、画像認識・位置測定・空間認識などを活用したソフト・ハードの企画開発を行うA440、劇場映画を中心としたエンタテインメントや広告制作を行うROBOTの3社が、それぞれのノウハウを持ち寄り、VRシステム「ABALシステム」を開発(関連記事)。現在も革新的なVRサービスの創造に取り組んでいる。
VAIOによる今後の事業展開やABALとの提携内容など、具体的なビジネスの詳細は追って発表予定とのこと。
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