多様なデバイスと連携!光る靴・スマートフットウェア「Orphe」スポーツ分野などへ進出目指す
Darma Tech Labsが運営する「Makers Boot Camp」は、LED、モーションセンサー、無線通信機能を備え、リアルタイムに足の動きを解析して光や音へと変換するスマートフットウェア「Orphe(オルフェ)」を製作するno new folk studioに対し、「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」から出資を行ったと発表した。
no new folk studioは、スマートフットウェアとそのプラットフォームの開発を行っており、それらを日本国内および海外のシューズメーカーなどへの販売を予定している。スマートフットウェア「Orphe」は、「日常を表現にする」をコンセプトに誕生。LED、モーションセンサー、無線通信機能を備え、リアルタイムに足の動きを解析して光や音へと変換する。
スマホアプリと接続し、光や音を編集してダンサーやパフォーマーの表現のツールとして使えるだけでなく、Macと接続すれば楽器やプロジェクター・AR・VRなどと連携も可能。これまでに、AKB48、水曜日のカンパネラ、山本寛斎といったアーティストらとコラボレーションしており、国内外からスマートフットウェアの先駆者として注目を集めている。
Makers Boot Campは、量産化を見据えた試作を製作するベンチャー企業へ投資をおこなうと同時に、京都試作ネットと共に技術面でも支援。現行Orpheの安全性、耐久性といった性能向上を目指し、ハードウェア試作の面からサポートしている。2018年1月にラスベガスで開催予定の「CES 2018」にも出展予定だ。
これまでアート・エンターテイメント領域に特化したサービス、技術提供を行ってきた「Orphe」は今後、精密な運動解析とリアルタイムのフィードバックを軸に、ヘルスケア・スポーツなど、さまざまな技術応用を展開していく。「靴+クラウド+アプリ開発ツール」からなるスマートフットウェアのプラットフォームを通じ、国内外のシューズメーカーとの連携するほか、情報産業への応用も積極的に図っていきたいとしている。
●関連リンク
・スマートフットウェア Orphe ウェブサイト
・Makers Boot Camp ウェブサイト