自由にポーズ付けした3DCGキャラを3Dプリント! ボクセル変換ツール「TAMATSUKURI Engine」12月末頃に無償公開
そむにうむ@森山弘樹氏は、10月28日に開催された「2017 JapanVR Fest開発者会」にて講演も行ったボクセル3Dプリント変換ツール「TAMATSUKURI Engine(仮称)」について、12月末頃にリリース予定であることを発表した。
第1弾公開の具体的な日程としては、12月29日より開催のコミックマーケット93会期付近を予定しているとのこと。同氏は29日(金)に東123地区・東ク18aに 「東天満Unity研究会」として参加予定だ。
同ツールは、自由にポーズ付けしたVRなどのゲーム用3DCGキャラクターを3Dプリンターでフルカラー出力できるというもの。
VRから3Dプリンターに出力することを目標に開発を進めていた「TAMATSUKURI Engine(仮称)」を3年の歳月をかけて改良し、実用化の目処が立ったとのこと。
実験的に使用した「Mikulus風アペミクさん」の3Dプリンター出力には、大量の断面画像PNGファイルをボクセル(3次元画像などに使用される単位)に変換する方法を採っており、このプログラムをブラッシュアップしたものを無償公開するとしている。
尚、プログラムはWindows専用の実行ファイルとなっている。また、同時にUnityで3DCGキャラクターモデルを連続断面画像PNG化するAssetプラグインおよびソースも無償公開する予定だ。
【リリース予告】ボクセル3Dプリント変換ツール「TAMATSUKURI Engine(仮称)」発表。 – Enty.jpから同時投稿しました。https://t.co/xUv31IIG6A pic.twitter.com/GK5d8quWqi
— そむにうむ@森山弘樹 コミケ93参加「東天満Unity研究会」金曜日東123地区 ク-18a (@Somnium) 2017年11月15日
前述の「Mikulus風アペミクさん」は、ボクセルポリゴン変換アルゴリズムによって、2048×2048×2048=8ギガボクセルの空間を用いて生成。総ポリゴン数は1000万ポリゴンで、これをフルカラー3Dプリンター出力対応ファイルであるPLY形式に変換している。
今後は、出力精度の向上、(出力のした際の)薄い部分の自動補完機能の実装、Unreal Engine 4(UE4)などへの対応を予定。また、VRプログラムへの組み込みを検討したい人には積極的に技術支援を行うほか、他ボクセルモデリングツールとの連携も検討しているとのこと。
「TAMATSUKURI Engine(仮称)」について、さらに詳しく知りたい人は、「2017 JapanVR Fest開発者会」登壇時にそむにうむ@森山弘樹氏が使用したスライドの内容を公開しているので、目を通してみてはいかがだろうか。
VRから実物を取り出す魔法のボクセル変換技術https://t.co/nFQH34f8Zg
10月28日にJapanVRFestで発表したLightningTalkの内容です。今頃一般公開しました。(汗)
— そむにうむ@森山弘樹 コミケ93参加「東天満Unity研究会」金曜日東123地区 ク-18a (@Somnium) 2017年11月14日
●関連リンク
・【リリース予告】ボクセル3Dプリント変換ツール「TAMATSUKURI Engine(仮称)」発表。(Enty投稿記事)
・そむにうむ@森山弘樹氏 Twitter
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