サイバネット、ドローン計測データ用簡易可視化ビューアー「Sky Viewer」を開発
サイバネットシステムは、ドローン計測データ用簡易可視化ビューアー「Sky Viewer」を開発したと発表した。スカイロボットより今秋販売開始予定。
「Sky Viewer」は、サイバネットシステムの可視化ソフト「AVS/Express」で開発したパッケージソフトだ。ドローン用のデータを確認するための必要な機能だけを搭載しているため、比較的安価かつ簡単に操作できるシンプルなユーザーインターフェイスとなっている。ドローンによるデータ計測者以外のユーザーにも直感的にデータ操作が行える。
●Sky Viewer
ドローンによる空撮データの代表的なフォーマットであるOBJ(Wavefront .obj形式)ファイルを読み込める。読み込んだデータは3次元で表示され、ビューアー内で回転、拡大、縮小や視点を変えたアニメーションの作成が可能。
・計測機能
読み込んだ3Dデータの2点間の距離測定ができる。
・フライスルー機能
マウスの操作だけで、簡単にアニメーションの経路を作成でき、その経路に沿った視点で動画を再生(フライスルー)できる。空中を飛ぶドローン視点のアニメーションを作成することも可能。
・VR機能
3Dデータは簡単にVR空間に表示できる。3DプロジェクタやヘッドマウンドディスプレイなどさまざまなVR機器での表示に対応する。
サイバネットシステムは「AVS/Express」の販売に関して、従来からのユーザーである教育機関、官公庁だけでなく、民間企業、特に気象・土木・建築分野にも注力しており、数値シミュレーション結果やレーダーなどの観測データの可視化のほか、近年はドローンで空撮された震災遺構データなどの可視化を受託開発で行っている。今後も顧客ニーズに応じたパッケージソフトを開発することで、土木・建築分野向けソリューションの充実を図るとしている。
●関連リンク
・サイバネットシステム ウェブサイト
・スカイロボット ウェブサイト