体験者は操作ナシ! 複数台のGear VRにコンテンツを同時配信する「ラーニングGear」が登場
The KENZ(bellezza)とグローバルマーケットは24日、VRコンテンツの同時配信・視聴システム「ラーニングGear」の販売を開始したと発表した。PCと端末を独立した無線LANネットワークで接続することで、体験者がVRゴーグルを操作することなく、同時に動画再生を始められる。価格は、初期設定費が150万円(端末5台まで、6台目以降は1端末20万円)。月額利用料・システムサポート費が1端末あたり1万円。
VRゴーグルは、日本においても企業のPRイベントや不動産の紹介などで活用されてきた。しかし、機器自体がなじみが薄いこともあって、利用者が操作方法がわからなかったり、正しく視聴できているのか外部から見えなかったり、個別に対応して体験しなければならなかったという難点があった。
そうした課題を解決するために、VRゴーグルをかぶるだけで複数人が同時視聴できる本システムを開発したとのこと。ターゲットとしてはPRや学校/企業を紹介するイベント、研修などを想定し、初年度で50システムの販売を見込んでいる。
企画・開発は、The KENZ 執行役員副社長で、NPO法人オキュフェス代表の高橋建滋(桜花一門)氏、販売はグローバルマーケット、システムサポートはインドネシアのSHINTA VRが担当する。
対応端末は、Gear VR(Galaxy S6/S6 edge)のほか、Google Cardboadタイプのスマートフォン用HMD(iOS 8以降。Android 5以降は今後開発予定)。無線LANルーターは5GHz帯域をサポートするものが必要で、同時接続台数の推奨は10台ほどまで。エレコムの「WAB-I1750-PS」を利用した場合は、同時接続50台を保証する。
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