前代未聞、VRをラーメンにトッピング!? 「らんま1/2カフェ@池袋パルコ」が1/6からオープン
池袋パルコは1月6日〜2月25日、本館7階にて「らんま1/2カフェ」をオープンします。原作の連載開始から30周年を記念した企画で、作品にちなんだメニューが飲食できるほか、限定グッズも購入可能です。
今年11月より大阪、名古屋と巡ってきて、最大で3時間待ちという人気を博したこのカフェには、なんとVRをトッピングできるラーメンがあるとのこと。えっ、ラーメンにVR!? 言葉だけではまったく想像できなかったので、オープンに先駆けて現地を取材して体験してきましたよ!(以下、価格はすべて税抜き)
池袋パルコ本館7階の「THE GUEST cafe&diner」が会場。
入り口から「猫飯店」ロゴが!! ちなみに客層は、幅広い世代の女性が来ているとか。声優が豪華でネットで配信されているアニメでファンになった若者も多く、さらに原作ファンの親と一緒に(!)来るケースもあるそうです。
店内ではアニメが流れ……。
いたるところが原作ノコマであしらわれており、らんまの世界にどっぷりと浸れます。
VRでさらに作品の中に没入できる
VRがトッピングできるのは、「召しませ!猫飯店の五目ラーメン」。トッピングといっても麺の上に載せるわけではなく、食前にVRゴーグルをかぶって原作コミックをVRで体験できるという仕掛けです。
ラーメンは、登場キャラの1人・シャンプーがウェイトレスとして働く中華料理店「猫飯店」のコラボメニュー。価格はカフェ限定レンゲ付きで1490円、レンゲなしで1190円。食前VRトッピングが250円。
トッピングのVRゴーグルをかぶると、単行本7巻に収録された「ゴールを目指せ」の再生が始まります。視界を遮られたバーチャル空間で、効果音付きでテンポよくコミックを楽しんだ後は……。
じゃーん! というバッチリのタイミングで店員さんが五目ラーメンを届けてくれるというサービスです。ちなみに映像制作は渡邊課。
この企画についてパルコの担当者にお話をきいたところ、「現在、作品を体験するものの延長にコラボカフェがありますが、そこから一歩進んだ差別化がしたくてVRを使うことにした」そうです。一番の魅力は、「コラボカフェは来るだけでも楽しいけど、さらに作品の中に没入できる体験ができる」点。実際、過去の会場でも、ラーメンを注文する方の半分が食前VRトッピングをお願いしていた人気商品だったとか。
VRで見られるコミックは、らんまとあかねシャンプーの3人が九能帯刀の元に誰が一番早くラーメンを届けられるかを競う回です。再生が終わってゴーグルを外したタイミングで、猫飯店の「おかもち」が目の前に現れて、より気持ちを高めてアツアツのラーメンを食べられるわけです。体験した方からは、「ああ、こういうことかー」と納得して喜んでもらえたとのこと。
ちなみにパルコといえば、2016年にもUnderworldの360度ライブを展開したりと、新しい技術を使った取り組みに積極的な企業。そういえば、バーチャルYouTuber「キズナアイ」とのコラボ企画も池袋の別館「P’PARCO」で8日まで開催中ですね。今回は「らんまといえば、水をかぶると……というのをVRで体験できればいいよね」といったアイデア出しに時間がかかって、最終的に半年ぐらいで完成したとか。
そして今回のVRコンテンツは、店員さんがラーメンを差し出すタイミングが命なので販売予定はナシ。つまり、カフェにきて体験しておくしかないわけです。今後も機会があったらVRを採用していきたいとのことなので、ぜひらんまカフェのVRをチェックした上で新作も心待ちにしてましょう!
オマケ:全メニュー
メニューを激写してきました。
フード・スイーツメニュー。ペーパーランチョンマット付き。
ドリンクメニュー。全10種類のなるとコースター付き。
伝説的火鍋~呪泉郷風~。1490円。
あかねの修行ごはん~隠し味つき~。1290円。
必殺技プレート。1590円。
早乙女玄馬の和風甘味プレート。1390円。
Pちゃんの方向音痴パンケーキ。1290円。
奪え!不死鳥丸 火中天津甘栗モンブラン。1290円。
ムース特製 流沙包。990円。
お好み焼き屋「うっちゃん」のお好み焼き。600円。サイドメニューのため、フード/デザート1品の注文が必須。
変身体質ラテ 〜あかねの動物クッキーつき〜。HOT/ICE・各790円。
写真左より、シャンプーの大歓喜スムージー。890円。無限の闘気!珍魚鉢ドリンク。1290円。黒薔薇の小太刀ソーダ 〜しびれ薬つき〜。790円。
©︎高橋留美子/小学館
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