匂いのVRデバイス「VAQSO VR」、第3世代プロトタイプを発表 カードリッジが取り換え可能に
VAQSO(バクソー)は米国時間の9日、VRゴーグルに装着して匂いを発生させる「VAQSO VR」の第3世代プロトタイプを発表した。実機を米国で9〜12日に開催する家電見本市「CES 2018」にて初披露する。製品の発売は、2018年を予定。
VRゴーグルの下部に装着し、コンテンツの動きに合わせてカートリッジから匂いを発生させるデバイスになる。例えば、VR空間でコーヒーカップを持って鼻に近づけるとコーヒーの匂いが漂って来たり、女の子キャラに近づくといい香りがする──といった使い方が可能だ。Bluetoothで通信する仕組みで、Oculus Rift、VIVE、PlayStation VRなど、さまざまなVRゴーグルで利用できる。
デバイス自体は昨年1月に発表し、UniteやTokyo Game Showといったイベントに出展して知名度を上げて来た。
CESの第3世代プロトタイプでは形を棒状から扇状に変更し、5つのカートリッジを用意。カートリッジも従来の内蔵式から交換式に進化して、取り替えが楽になった。装着方法もバンド式となり、より柔軟に取り回しが効くようになっている。なお、カートリッジの匂いは1ヵ月持続するとのこと。
CESでは、3種類のデモを用意。トリコルのラーメンを作るVRゲーム「CounterFight!」では、ラーメンや餃子の香りを体感可能。アルファコードの「VRider DIRECT」では、世界各地の風景に合わせた香りを楽しめる。もうひとつはオフィシャルのデモで、オレンジやキャラメルコーヒーの香りを感じた上、草原のシーンに切り替わって、草や隣にいる女の子キャラの匂いを体感できる。展示場所はTech East、ラスベガスコンベンションセンター、Design & Source(the south plaza)にある、Japan Techブース内の64601。